NYから憧れのネス湖でネッシーを探しに出かけた邦人社長旅行記

 

実はイギリスには過去、何度か足を運んだことはあります。前回、ここのメルマガでも書いたように、世界基準の地図で見ると、アメリカ東海岸と大英帝国はあまりに近い。大西洋を挟んで、すぐ隣です。日本版の日本を中心とした地図だと、その位置関係はすごくわかりづらいですが、ニューヨーカーにとって、ブリテンは、ご近所さん。実際、世界の飛行機会社で一番便数が多いのがニューヨーク-ロンドン間だそうです。

結局、20世紀は、この両都市が世界の中心で、世界の基準でした。なので、ロンドンではなくとも、同じイギリス、スコットランドも結構なフライト数だろうと勝手に踏んでたところ、ユナイテッドエアーではわずか1日に1本!このフライト数からも、同じイギリスとはいえ、イングランドとは似ても似つかない国に行くのだろうなぁと予想できます。

そして、時差。意外と東海岸とヨーロッパって時差が厳しいんです。真逆になる日本は、そこまでの飛行時間も長く、機上で調整できなくもない。でも、ニューヨークとエディンバラの時差はびみょ~に5時間。飛行時間は7時間半。つまりニューヨークの真夜中の体内時計のまま、到着したら、ギンギンの朝が始まります。ロンドンの日中は、毎回、歩きながら寝ていたことを思い出します。それでも、若い頃は時差なんて、考えもしなかった。どうでもいいと思ってた。時差が気にになる時点で老化なのだと自覚します(笑)

ニューヨーク時間夜8時35分、エディンバラ行きの飛行機に乗るために、夕方6時ごろ、自宅前から出ているニューアーク空港行きのシャトルバスに乗ります。あくまでバケーションなので、タクシーなどの贅沢はできません。バス乗り場まで見送りに来てくれた4歳になったばかりのうちの双子と8歳の熟女犬。パパどこ行くの~っと泣き出す娘を見て、このまま全部キャンセルしようかなとふと思ったりする。バスが走り出すと同時に、ドラマのように、双子がバスに並行して追いかけてきます。それを見ていた乗客のニューヨーカーたちが一斉に「OH~」とため息をつくも、父親としては感動とか嬉しいとかより、勢い余って、歩道から飛び出して、車道まで追いかけてこないかと気が気でない。

30代、まだ子供がいなかった頃、ひとりで世界中を旅しました。今まで訪れた都市は100を超えます。でも、今は、追いかける息子と娘を見て、もうあの頃のように、気軽にふらっと、ひとり旅できる立場ではないんだなぁと思い知らされます。ニューアーク空港に到着し、チェックインしたのち、妻に電話をして、そのことを話すと「はぁ?あったりまえだろう。いい歳して今頃気づいたのか?世間じゃ10年前の年齢からそうしてる」と逆に説教されました。

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旅慣れしているとカッコつける僕は国際線でも1時間半前に到着し、列の長さによって、毎回、ドタバタと焦る、まるで旅行初心者みたいなことを繰り返します。今回もギリギリ飛び乗るスコットランドの首都エディンバラまでの7時間半の旅。もちろんエコノミー。ニューヨーク時間では夜なので、機上では本格的に睡眠を取ろうと昨夜から決めていました。

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