NYから憧れのネス湖でネッシーを探しに出かけた邦人社長旅行記

 

今回の旅行は完全プライベート、リラックスするためのひとり旅なので、スーツも髭剃りも持参せず、Tシャツ短パンの着替えだけなので、スーツケースも持ってきていません。ボストンバックひとつだけ。ラクなようで、コロコロ転がせるスーツケースとは違って、移動の時は結構な負担だと知る。で、これまたどうでもいい話ですが。今回の旅は、世界中に旅をしてきた自分にとって、今までと違う大きな変化がありました。それは、初めてバックパックに鞄を代えたこと。

確かに、書いてる僕自身が、どうでもええわ、と心の中で呟きますが、意外と僕にとっては大きな変化でした。過去20年、すべて、片方からだけの肩がけの、いわゆる「メッセンジャーバッグ」を利用していました。もちろん、片方の肩にかかる負担は結構なもので、毎回、毎回、定期的に、歩くたびに、かける肩を入れ替えていました。もう無意識に。

当然、人体のスポーツ科学的にも片方だけに重力がかかるメッセンジャーバッグより、両肩に均等に重力を分け合う、バックパックの方が理想的であることはわかっていました。特に、歩きまくるひとり旅では、絶対にそっちの方がいい。わかっていたけど、なかなかバックパックに踏み切れない理由もありました。それは…あまりに似合わないから。(マジで、どうでもいい話だな笑)

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実際、ニューヨークで社員と営業回りの最中、カバン屋さんに見に行ったこともあります。試着?というか、実際に両肩に背負ってもみました。社員はその姿で爆笑しました。鏡に映る自分を見て、僕も笑いました。だってさ…バックパックって言っても、結局、リュックサックだろう、これ。小学校の時の遠足じゃないか。顔の濃い僕には、あまりに似合わない。なので、これからも、肩に負担がかかるとはいえ、いつものメッセンジャーバッグでいいや、と思っていました。

今回の旅の直前、妻が「セールだったから」と勝手に、僕用のZEROハリのバックパックを購入してきました。いらないよ、だって、子供の遠足姿だぞ、そう言う僕に「気づいてた?ひとり旅から戻ってくるたびに、肩凝り激しくなってるの。誰も注目してないから、こっちにしなさい」と説教されました。

確かに、誰に見られるわけでもない。それに、今や、日本のゴールデンタイムの、人気若手俳優が出演しているドラマでも、登場人物、みーんなバックパック背負ってるしな。2WAY式のオシャレなやつだけど、ビジネスマンの役であれ、スーツにバックパック。ひと昔前では考えられなかったことだと思います。

で、実際、ここ10年、世界中のどこであれ、年齢性別関係なく、もう世界的に、みんなバックパック。流行というより、前述したように、人体的にそれがいちばん負担なく、自然なカバン姿なのでしょう。鏡に映る自分にニヤニヤしながら、とうとう「リュックサック」デビューしました。悔しいかな、やっぱりラクだ。

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ホテルは、旧市街のど真ん中、グラスマーケット(Grassmarket)のそのど真ん中にありました。グラスマーケットはパブやレストランが立ち並びます。いまではスコットランドのいちばんの賑やかな場所らしいのですが、かつては死刑執行場として利用されていたエリアだとのこと。そう聞くと、石だたみも妙にリアル。そりゃあ、すぐそこに、エディンバラ城があるわけだしな。お城には、今も、死刑囚の為の監獄が観光名所としてそのまま残されているのだとか。

平日とはいえ、街の真ん中と言っても人はそう多くない。観光客の姿が目立つにしても、決して、同じイギリスでもロンドンとは似ても似つかない。今まで訪れた北米の地方都市のような人の数とひらけ具合です。インディアナポリスや、フィラデルフィア、ボストンや、シアトルくらいの規模。決して、シカゴやサンフランシスコほど大きくもなく、人の数もまばらです。(次回に続く)

image by: NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明, Shutterstock.com

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全米発刊邦字紙「NEWYORK BIZ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ1000人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる。初の著書『武器は走りながら拾え!』が2019年11月11日に発売。

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