自分がするのに「ご」をつけるのは変?「ご連絡」の作法を考える

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「ご連絡させていただきます」という言い回し、仕事などでよく使わないでしょうか。しかしこの「(お・ご)……(さ)せていただく」といった敬語の形式は、飾りのように見えてきちんとしたルールがあるのだそうです。今回の無料メルマガ『神垣あゆみメールマガジン』では、間違った使い方をしがちな「ご連絡」の作法を解説しています。

「ご連絡」の使い方

質問

仕事のメールでよく使う「連絡」についてですが、こちらから連絡する場合、「ご連絡の使い方はどうすればいいのでしょうか?例えば、

  • ~ご連絡させていただきます

or

  • ~連絡させていただきます

丁寧に言うのであれば、「ご連絡」の方がいいように思ったり、自分自身のことだから、「を付けないで「連絡」の方がいいのか、考えれば考えるほど分からなくなってしまいました。 (読者・EM太郎さん)

回答

確かに、迷うところです。私も、時折、どう書いてよいか分からないことがあります。

この場合、「連絡」の前に「ご」をつけるかつけないかというよりも、「させていただきます」の使い方に着目してみましょう。本来、「させていただきますは相手を立て許しを得ておよぶ行為に使われていた表現といえます。

自分の行為(つまり、相手に「連絡する」)を失礼のないよう表現するのであれば、「ご連絡いたしますと書き換えると、文章としてすっきりするのではないでしょうか。

メールに使う文例としては

  • 後ほどこちらからご連絡いたします
  • 資料を拝見してから、ご連絡申しあげます

という書き方があります。

※「~せていただく」については、平成19年2月2日の文化審議会答申の敬語の指針」では『「させていただく」の使い方の問題』として次のように解説されています。

「(お・ご)……(さ)せていただく」といった敬語の形式は、基本的には自分側が行うことを

 

 ア)相手側または第三者の許可を受けて行い

 イ)そのことで恩恵を受ける

 

という事実や気持ちのある場合に使われる。

 

したがって、ア)イ)の条件をどの程度満たすかによって「発表させていただく」など「…(さ)せていただく」を用いた表現には、適切な場合と、あまり適切だとは言えない場合とがある。

この指針にのっとると、上記の「ご連絡させていただきます」はア)とイ)の条件に該当しない表現と思われます。

image by: Shutterstock.com

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仕事上手はメール上手! 「ご返事」「お返事」どちらが正しい?
メールで間違いやすい敬語の使い方は? など、気になるビジネスメールの基本やマナーをご紹介。2005年1月創刊、まぐまぐ大賞「ビジネス・キャリア部門」入賞。「迷わず書けるメール術」など、メール対応関連の著書8冊刊行。

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