愛犬愛猫の「皮膚のケガ」。獣医師が教える見分け方と応急処置法

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全身を毛に覆われた犬や猫は、皮膚のケガをしにくい動物ですが、反対にケガをしても飼い主が気づいてあげにくいとも言えます。また、犬や猫の中でも短毛の種では、ケガをしやすい傾向にあります。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤先生が、皮膚のケガをしていないか見分ける方法と、出血時に家庭でできる応急処置法を教えてくれます。

犬や猫が皮膚のケガをした時、家庭でできる応急処置

犬や猫の体は被毛に覆われています。ある程度外傷には強い構造を持っていますが、短毛の犬や猫などは地肌が近いためにどうしても傷を受けやすくなってしまい「ケガ」をすることがあります。

また、強い衝撃が加わったり、鋭利なものにぶつかったりするといくら被毛があっても、皮膚に傷がついてしまい「出血」することがあります。放っておくと、膿んでしまったり重傷になりかねません。

そこで、今回はケガの見分け方と応急処置の方法をお伝えしていきましょう。

1)皮膚をケガした時の見分け方

ケガをすると「出血」するので大体わかりますが、「出血」しないとわからないことが多いので、下記のような目安を参考にして下さい。

  1. 患部を気にするしぐさ(舐める、噛む)
  2. 患部を触ろうとすると痛がる(吠える、唸る)

この2つです。犬や猫が違和感を感じて猛烈に舐めたりしている事は大きな手がかりになります。

2)家庭でできる応急処置

家庭でできる「応急処置」は実はとても大切なんです。お早めの処置をしてほしいです。まずは、傷にバイ菌や出血がこれ以上広がらないようにします

出血が軽度の場合はガーゼを当てて止血します。血が止まったら傷口が開かないように包帯を巻きましょう。

image by: Shutterstock.com

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satoutakanoriペットは言葉が話せません。痛い時も、嫌な事も飼い主さんたちに伝える事が出来ません。このメルマガでは、そんなペットたちと一緒に快適に過ごす為にはどうしたらいいのか?そして、家庭で簡単に応用できる知識までお伝えしていきたいと思います。病気以外の事も獣医の目線から発信していきたいと思います。

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