米国社会で高評価。小児がん患者向けのソーシャルロボットのこと

 

また、このハイテク・コンパニオン・アヒルは各所ですでに高い評価を得ており、様々な企業による社会貢献活動(Corporate Social Responsibility Program、いわゆるCSRプログラム)を研究する専門家は経済誌フォーブスの記事で大絶賛。My Special AFLAC Duck: A Gold Standard For CSR Programs(マイ・スペシャル・アフラック・ダックは、CSRプログラムのゴールド・スタンダードです)と題した記事を掲載しているほどである。

ご参考:
My Special AFLAC Duck: A Gold Standard For CSR Programs

さらに、マイ・スペシャル・アフラック・ダックが誕生したのは2018年10月。年末まえ2ヶ月ほどという状況で、雑誌Timeが選ぶ『2018年の最高の発明』の1つに選出。翌年には2019年3月のSXSW(サウスバイサウスウェスト)のイノベーション・アワードのロボティック&ハードウェア部門の最優秀賞も受賞。素晴らしい!

ご参考:
Announcing the Winners of the 2019 SXSW Interactive Innovation Awards

そして、今年9月。アメリカではNational Childhood Cancer Awareness Month(全米小児がん啓発月間)ということで、このアヒル型のインタラクティブ・コンパニオン・ロボットを1人でも多くの小児がん患者の子どもたちに届けるため資金集めの目的で2019年9月~10月までMacy’s限定でロボットに見た目そっくりのアヒルのぬいぐるみを販売。売上の一部が寄付されるとのこと。

ご参考:
Aflac Childhood Cancer Plush Duck

これは、もっと広く知られるべきだし、CSRを考える際のお手本となる。まさに楽しみながら寄付集めというアイデアも日本にはあまり無いことのように思うので学ぶところはいろいろあるのではないかと思う。以下は紹介ビデオや機能の紹介など。

ご参考:
My Special Aflac DuckTM
CES 2018: My Special AFLAC Duck | Into Tomorrow
My Special Aflac Duck

ちなみに、このアヒルのロボットを開発したSproutelは、糖尿病の子どもたち用のソーシャル・ロボットのクマさんも開発している。

ご参考:
Companion Robots

image by: Chispa House, vimeo

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ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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