イッキ飲み8割がドン引き。人ごとではない忘年会の酒席トラブル

2019.12.09
by MAG2 NEWS編集部 HY
 

20代はイッキをしない

こういった危険な飲酒現場を見たことがあるかを調査した結果、「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人は62.4%と、半数以上の人が飲み会でイッキ飲みの現場に遭遇した経験があることが判明しました。

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性別・年代別で比較してみると、女性はほぼ世代間の差は見られないのに対し、男性は過半数以上の30〜50代が「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答。しかし20代男性では50%以下という結果になっています。さらに一度もみたことがない人が、この世代間で約2倍ほど差があることが明らかとなりました。

この結果から、若い世代ほどイッキ飲みといった無茶な飲み方をしない傾向があることが読み取れ、命を脅かす危険なイッキ飲みは時代遅れと化している、と言えそうです。

あおりイッキ経験者は約4割、でもそれ危険です!

上記の調査で6割もの人がイッキ飲みの現場を見た経験があることが判明しましたが、実際にイッキ飲みをするように煽られたことがある人はどの程度いるのでしょうか。

イッキ飲みをするよう煽られたことがあるかどうか調査したところ、「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人は39.0%と、2〜3人に1人がイッキ飲みするよう求められた経験があることが明らかになりました。

イッキ飲みをするようにあおられた経験がある人に、誰にあおられたことがあるかも調査したところ、コンプライアンスが厳しくなってきている昨今にも関わらず「上司(先輩)」が55.4%が最多となり、次いで「友人」が44.7%、「同僚」が33.8%といった結果になりました。

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さらに、イッキ飲みをするようあおられたことが「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人に、イッキ飲みを断れなかったことがあるかどうかを聞きました。すると、79.5%が「断れなかったことがある(頻繁にある・時々ある)」と回答し、多くの人がイッキ飲みをあおられて、やむなくスピード飲酒をしてしまっている実態が明らかになりました。

なぜ断れなかったのか理由を聞いたところ、「場の雰囲気を乱したくない、ノリが悪いと思われたくない(兵庫県・56歳男性)」「場の雰囲気がシラけないようにするため(神奈川県・35歳男性)」と、周りの雰囲気を悪くしてしまう懸念から断れなかったという意見が多く目立ちました。

また、「その場の雰囲気を壊したくなかったので。それと上司からの指示だったのでどうしても断れずやるしかなかった。どうにか実行はしたものの内心は嫌だった。(広島県・35歳男性)」「クライアントからの命令のようなものなので断ると仕事に影響すると思い、断れませんでした(福岡県・54歳男性)」というように、今後の仕事の影響からイッキ飲みを断れなかったという意見も出ました。

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