人ごとではない過失傷害罪、過失致死罪etc…
イッキ飲みの強要やあおりが犯罪に繋がるといったことが、まだあまり多くの方に認知されていないことが明らかとなりましたが、実際にどのようなケースが犯罪に繋がるのかをご紹介しましょう。
相手が酒に弱いのを知っていて無茶な飲み方をさせ、急性アルコール中毒になれば「過失傷害罪」、死亡すれば「過失致死罪」。上記の他に、酔い潰れた相手を放置した場合、「保護責任者遺棄罪」、死に至れば「保護責任者遺棄致死罪」に問われることもあります。
下のグラフは、東京消防庁管内で発生した、過去5年間の急性アルコール中毒による救急搬送人員の推移を表したものです。平成30年は17,755人であり、毎年1万人以上が救急車で病院に運ばれています。
また、月別の推移を見てみると、12月の搬送人員が1,955人と多いことが分かります。グループで盛り上がって飲酒する機会が多いことが、一つの要因であると考えられます。
急性アルコール中毒で搬送された人を年代別に見てみると、男女ともに20代の人数が突出して多いことが分かります。理由として、経験の浅さから自分の適量が分からず、無謀な飲酒をしてしまうことなどが考えられます。一緒に飲んでいる周りの人も、節度ある飲酒について注意を払うことが重要です。
アルコールは、摂取量によっては死亡することもあり、昨年は56人の方が生命の危険が強い重症者でした。たかがお酒、されどお酒です。せっかくの酒席がトラブルや参加者の不快に繋がらないよう、マナーを守って楽しく飲みたいものですね。
source: PR TIMES
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