「イケてる上司」は二次会に行かない。イマドキ女子の忘年会の本音

2019.12.19
 

忘れられない、嫌だった忘年会

image by:Unsplash

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編集K:忘年会、嫌だった思い出はありますか?

アベ:飲むと手が出る上司が、半年前の鬱憤を爆発させたときかな。

ヨウ:うわ、それは最悪…暴力は絶対NGだよね。

アベ:ウチの会社、社内にいるときはジャケットもネクタイもしなくて良い会社で。でも、なぜか1年目の若手だけは真夏でもジャケットとネクタイを絶対に着用しなくちゃいけないという暗黙のルールがあって。

カレン:なんかそういうの…”古い”ですね。

アベ:私もそう思ってたんだけど、みんな何もいえずに守ってた。でも、会社の方針もあって、おととし入ってきた代からガラッと変わったのね。

編集K:嫌な予感がする…。

アベ:それを知らなかった上司が、年末に夏場のことを掘り返してきて「お前はネクタイひとつもつけられないのか」って激怒。手は出る、足は出るで大変で。

ヨウ:酔って周りに迷惑をかける人は、本当にお酒を控えてほしいね…。

アベ:いつもは厳重注意で終わってたんだけど、ここでやっと問題になって退職処分。あの年の忘年会は絶対に忘れられないなぁ。

カレン:暴力も嫌だけど、言葉の暴力も嫌。とくにリアルな下ネタは聞きたくない。笑わせようとしてくれてるのかもしれないけど、正直愛想笑いもできないときもあります。

ヨウ:わかる。「それ、もうセクハラですよ」って思うよね。後輩を持つようになった私たちの世代も、そういうのは気をつけていかないとなと思う。

忘年会で「好感度が上がる」上司の振る舞いとは?

編集K:逆に、忘年会の良い思い出はありますか?

ヨウ:あるある。仕事はできるし頼りになるからと、すごく慕われていた上司がいて。場を盛り上げてくれる感じの人で「この人がいたら忘年会も楽しいな」って思えるような上司だったんだけど。1次会の途中で「妻と娘がいるから…」って抜けて帰っていったのね。

編集K:何ですかその素敵な上司。歩く好感度ですか?仕事人間というわけでなく、ちゃんと家族を大切にしている姿も垣間見えると、さらに尊敬しちゃいますよね。

ヨウ:まさにね。それで、お会計のときになって気づいたんだけど、代金をすべて支払ってくれていたの。

アベ:で、できる男だ…!

ヨウ:そのスマートさがかっこよくて、さらに人気になっちゃって。2カ月後のバレンタインはチョコレートでデスクが隠れてたよ(笑)。

編集K:そういうのサラッとできる人って、あまりいないですもんね。

カレン:チョコレートといえば、去年部長がゴディバの2個入りチョコを「1年間お疲れ。来年もよろしくね」って全員に渡してくれました。

編集K:最高すぎる。飲んだあとはラーメンかチョコって決まってるし。

ヨウ:決まってない決まってない。アベさんが素敵だなと思ったのは?

アベ:私はお酒が苦手なんだけど、営業部ということもあってガブガブ飲む空気になったりするのね。そのときに隣に座っていた先輩がすっとソフトドリンクに替えてくれて。

カレン:えっやだかっこいい。本当にそんなことあるんですね。恋が始まりそう。もう好き。

アベ:その先輩はお酒が好きだけど弱いって話してたから「わかってくれたんだなぁ」って嬉しくて。それでふと横を見たら、すり替えてくれたアルコールを飲んでベロベロになってた。

ヨウ:それは…気を使ってくれたのは嬉しいけど、冷めるな。お酒は無理せず楽しむのがいちばんだよ。

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