最後に、これは身振り手振りの動作とは違いますが、体の動きで、話し手の印象を演出する方法として、目を合わせる時間を長くする、という手があると思います。
目を合わせる、といえば、過去記事で、目線を合わせると話が伝わりやすくなる、という主旨の解説をしましたが、それ以外の効能として、相手から見える話し手の印象が、ちょっと変わるんですね。
理由は簡単。目が合う時間が長くなる、ということは、聞き手である相手の中における、話し手の存在感が増すからです。だから、実際に見た目が変わるわけではありませんが、なんだかちょっと変わったように映る。これが、目を合わせる時間を長くすることによって、印象を変えるということです。
もちろん、相手の人数その他の環境によって、効果は違ってくると思いますが、こんなちょっとしたこと、特に難しい技術ではなく、肉体的、物理的に何かを変えることで、話している自分を変えて見せる方法は、けっこうたくさんあるものです。
ここに例示したものだけでなく、自分なりの必殺技を編み出すのも、いいかもしれませんね。
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