人目を気にして臆病に?接客業ではそれも大きな武器になる

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あなたは他人の目が気になるタイプですか?それとも全く気にならないタイプですか?どちらかというと、「他人の目が気になる」というパーソナリティは、一般的にネガティブなイメージで語られがちです。しかし、「接客の現場では大きな武器になりうる」とするのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは今回、自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』に、その納得の理由を述べてくれています。

他人の目が気になってしまう人

世の中には、「人目を気にしてしまう人」というのが少なくない数いるように思います。他人からの目線が気になってしまう人のことです。

自分は一体どう見られているのだろうか、ちゃんとできているのだろうか、そうしたことが本当に気になってしまって、自分のことを置き去りにしてしまう人もいます。中には、そのことで悩んでしまっていて、「なぜこんなに人目が気になるんだろう」「どうして私はこんなに臆病なんだろう」とか、考え込んでいる人もいるそうです。

一般的には、こうした人目が気になってしまうという人は、ネガティブな印象を受けてしまう人が多いのかもしれません。何より本人が、人目を気にしてしまうことに対してネガティブな感情を持っている場合が多いように感じます。

ただ、これは個人的な意見ではありますが、こと接客業においては、人目を気にする人というのは、むしろプラスに働くことの方が多いんじゃないかと思います。なぜなら、接客販売という仕事は、他者からの目線を気にできる人が圧倒的に有利だからです。

人目を気にしない人というのは、良い意味では、相手にとらわれず、自分の思う通りにことを運ぶことができます。しかし時として、それは、お客様のことを考えられていなかったり、お客様の気持ちをないがしろにしてしまうということだってあるわけです。自分がどう見られているかを気にせずに、好きに動くことが、必ずしもお客様のためになるわけではないのですね。

人目が気になる人というのは、この点で、他の人ではなかなか気づけない視点を持っていることがあります。

例えば、店頭に立っている時の姿。周りの人からどう見られているのかを気にする人ほど、立っている時の姿勢や表情や、その待ち方など、多くの部分に気をつかいます。それは結果として、お客様目線で見れば、より好印象に向かうことにつながります。

また、接客全体を通して見ても、人目が気になる人は、自分の接客について、とてつもない振り返り方をしたりします。

「これは良かったんだろうか」
「ここはもっとこうすべきだったんじゃなかろうか」

そうしたことを、とても丁寧に考えるのです。それも結果として、次の接客に活かせるところに繋がってくるのですから、決して悪いことではありません。むしろ、そうした人の方が、人目を全く気にできない人よりも、よりお客様に満足を提供できることは多いのです。

もちろん、そうした全てが、何でもかんでもネガティブに向かってしまうようではいけません。

「私の接客は大丈夫なんだろうか」と考えることはとても良いことですが、「私の接客は大丈夫なんだろうか。やっぱりダメだ」と、ただ落ち込んでしまうようでは、ただただもったいないことになります。そうではなく、人目を気にできることをメリットだと考えて、接客販売に生かしてみる。

そうできれば、人目を気にしてしまうという悩みは大きな武器に変わります。

今日の質問です。

  • 悪い意味で人目を気にするというのは、どういうことだと思いますか?
  • 良い意味で人目を気にするというのは、どういうことだと思いますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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