中学生で終わりにしよう。斜に構える大人が成長しない当然の理由

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「人と同じことはしなくない」「がんばっている姿が恥ずかしい」「何事に関しても斜に構える」…誰もが一度はこのような感覚を持っていたことはありませんか? 特に思春期の頃や学生時代に多いかもしれません。でも、このような感覚を社会人になってまで持ち続けていると、それはあまりおすすめできません。しかし、たまにそういう人がいることも事実です。今回ご紹介する無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では、著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、そんな大人を「完全なる勘違い」とバッサリと斬り捨て。何事にも一生懸命になれる人こそかっこいいと論じています。

やらないことがカッコイイのは大きな勘違い

お恥ずかしい話ですが、私は、中学時代、ほとんど学校に行っていない時期がありました。週に2日も行けば良い方で、ひどい時には、家を出てそのまま遊びに行ったりするわ、夜も全然帰ってこないわで、親にも迷惑をかけたと思います。

なぜそうなってしまったかというと、勉強が本当に嫌いで、1日授業を受けると思うと、苦痛で仕方なかったからなのですが、一方で、ちょっと別の理由もありました。やらないことがカッコイイと、どこかで思っていたように感じるのです。

周りの人たちは、当たり前のように授業を受けて、当たり前のように部活をしています。一生懸命に何かに取り組んでいるわけですが、そういう人たちを見て、「いやいや、そんなに一生懸命になってどうするの?」みたいな感覚があったんですね(多分)。中二病全開です。

ただ、大人になった今、本当に思うのは、やらないことがカッコいいというのは、完全なる勘違いだということです。それをカッコいいと思えるのは、せいぜい中学生くらいまでで、みんなそのことに気づいています。

しかし、大人になっても、やらないことがカッコいいと思い込んでいる人ってたまーに見かけます。例えば、研修中なんかもそうです。周りの人たちが、一生懸命にスキルアップをしようと考えたり行動したりしている中で、「いやいや、そんなに一生懸命にならなくても」「いやいや、そんなのもうできるから」的な雰囲気を出しながら、一人だけ、斜に構えているような人もいるわけです。

ちょっと浮いている感じを楽しんでいるのか、もうできるつもりになっているからそうなのかは本人のみぞ知るところではありますが、これが見ていて、本当にダサく感じます。当然、周りの人もそれは感じていて、カッコいいと思っているのは、当の本人だけなんてことは結構あるんですね。

当たり前ですが、一番カッコイイのは、何事にも懸命になれる人です。真剣に取り組み、真剣に行動する。そこに全力を注げる人こそが、大成しますし、周りに良い影響を与えてくれる存在になります。

それを斜に構えて見て、「一生懸命なんてカッコ悪いじゃん」なんて思っているとしたら、それは勘違いでしかなく、周りからも冷ややかな目で見られていると良い大人なら、気づかなければいけません。

アウトロー的なものに憧れているのか何かはよくわかりませんが、アウトローな人だって、その世界では必死になっています。それすらわからず、中途半端をやっていると自覚できないままなら、これから先もずっとカッコ悪い人間のままです。

わざわざこんな話をしなければいけないくらい、そういう人を見かけることがあるというのは正直ちょっと悲しい話ですけどね。当メールマガジンの読者の方の中には、まず考えにくい話だとは思いますが。

お店という現場でも、たまーにそういう人はいますが、そういう人にどうやって気づいてもらうか。どんな話をするかは、教育者なら必ず考えておかなければいけないことでしょう。

やらないことはカッコいいんじゃなくて、カッコ悪いとわかってもらうために、どんな関わり方ができるでしょうか?

今日の質問です。

  • 店舗のスタッフが集まって何かをする時、斜に構えているような人はいますか?
  • その人が、前向きに取り組めるようにするためには、どんな関わり方が必要だと思いますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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