寒さが増してきましたね。人間なら、冬の根野菜を入れたおでんや鍋料理を食べて冬を乗り切りたいところですが、ペットの犬猫が冬野菜を口にしたらどうなるのでしょうか?結構あげてしまっている飼い主の方も多いのではないですか?そこで今回、『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』でおなじみの獣医師、佐藤先生からアドバイス。ある3食材をペットに与えると冬の体調管理に効果が期待できる、と述べています。
寒い冬を乗り越えよう!家庭の食材で予防する冬の健康管理
急激に寒くなってきましたね。犬も猫も実は寒さに弱い動物でもあります。特に、家で暮らすようになってからはその傾向がとても強いです。今回は、家庭にある食材でこの寒い冬を乗り越えるための「予防食材」をいくつかご紹介します。ただ、野菜ですから与え過ぎると消化不良を起こす可能性がありますから、十分に量には注意してくださいね。
1) からだを温める効果がある「大根」
大根は、一年中スーパーで見かけるますよね。実は冬の野菜です。大根にはビタミンCを始め、カリウムやミネラルが含まれています。栄養素が豊富であり、体を温める作用があります。
注意)カリウムが豊富に含まれているため、腎臓に病気を患っている犬には与えないようにしてください。
2) 皮膚を健康に保つ効果がある「にんじん」
にんじんは、Bカロテンが豊富に含まれています。体内に吸収されることによって、ビタミンAに変化します。ビタミンAは皮脂の調整を行うため、皮膚を健康に保つ上でも重要な栄養素です。皮膚を健康に保つということは、体の熱を守る意味もあります。
3) 免疫力アップ!「さつまいも」
さつまいもには、便秘改善や免疫力を向上する効果があります。免疫力が上がれば体調を維持できます。犬や猫の健康を維持するためにも優秀です。しかし、糖分が多いので与えすぎには気を付けましょう。
まとめ
冬の食材は甘みが強く、体を温める作用があリます。是非、体調管理を薬ではなく食べ物で安全に取って、この冬、体のバランスを整えて下さいね。寒い冬を乗り切って下さい。
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