2020年がスタートし、早くも一か月近くが経とうとしています。お正月気分はすっかり抜けていると思いますが、お正月気分が抜けていない部分、あなたの体にありませんか? そう、正月太りです。きちんと元の体形に戻せた人もいれば、まだまだという人も多いでしょう。そんな自分に諦めかけている人におすすめなのが『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』のメルマガ。著者であるのぶ先生が、たるんだお腹を簡単に引っ込める方法を伝授してくれます。
お正月、過食の目安と対策
ついつい食べ過ぎる生活リズム
お正月休みに入ると「正月太り」になりやすくなります。ただただ食べ過ぎたのであれば、便通を促して対処。でも、過食していなくても、倦怠感やボウマン感、お腹のポッコリが起こることがあります。実はこれは緩慢になっている生活リズムに原因があります。
ほどよい緊張感は必要
お腹に締まりがなくなったり、気持ちがだらけるのは、ほどよい緊張感がないから。日常生活で仕事や学校などに追い立てられる生活をしてきたカラダは、普段過剰に緊張していた分、長期の休みでゆっくり過ごすことができる時、過剰にゆるんでしまい「締まりのないカラダつき」になる訳です。ほどよい緊張感をとりもどすには、活気を取り戻す適度な運動を取り入れれば良い訳です。
カラダを刺激する適度な運動
せっかくの休みでカラダが緩みたがっているのなら、しっかり緩んだら良い訳です。そのうえでカラダをほど良く刺激して、ほど良く引き締まる緊張感も与えて、倦怠感やボウマン感、「にわか肥満」を解消しましょう。
「腿あげ」
座っていても立っていても良いので、片方の膝を胸の方に抱え込むように引き上げます。つま先の力で蹴りあげるのではなく、太ももの力で胸の方へ引き上げます。勢いをつける必要はありませんが、できるだけひざを外側に開くようにして、胸の脇の方へ抱え込むようにするのがポイントです。
左右交互に膝を抱え込む運動をリズミカルに行うことで、消化管への血流が高まり体幹部の筋肉を刺激して、たるんだ腹筋が引き締まることで姿勢も良くなり、ポッコリお腹と気だるさも解消されます。
「正月太り」はお腹に脂肪がつくよりも、腹筋にしまりがなくなることが原因です。ほんの数日で脂肪がつくことはないので、落ち込むことなく張り切ってひざをリズミカルに小脇に抱える運動をして、自信の持てる心と体を取り戻しましょう。
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