ネットでも大炎上。川口市は『いじめ加害者』を守る地域なのか?

 

傍聴後の記者会見は県庁記者クラブで行われ、テレビカメラをはじめ多数の報道機関が参加しました。被害生徒の弁護士とお母様が会見し、報道関係者からは質問が相次ぎ、関心の高さが窺われる記者会見でした。

川口市では、この訴訟以外にも、重大ないじめ事件が複数報道されています。2019年9月8日には、男子生徒(高1)が、マンション11階から飛び降り自殺しました。中学でのいじめが原因で、今まで3回自殺未遂をして、自殺未遂の後遺症で車いす生活になっていました。自宅に残されたノートには、

「教育委員会は大ウソつき」
「いじめた人を守ってウソばかりつかせる。いじめられたぼくがなぜこんなにもくるしまなきゃいけない」
「くるしい、つらい、ぼくの味方は家族だけ」
「今度こそさようなら」

等と書かれていました。

また、2019年の4月には、川口市の市立小学校を卒業したクルド人の少女が、学校ぐるみのいじめにあっていたことが報道されました。6年生になって校長が変わってから、いじめがエスカレートし、男子に背中を蹴り続けられたり、座っている椅子を倒されるなど、陰惨ないじめが続きました。保護者らが学校に相談しても、「(少女は)心が弱いから」などと言われ、校長も教頭も担任も、教員は誰も味方になってくれなかったと報道されています。

川口市のホームページを見ると、「川口市は、いじめのないまちづくりを目指します」との宣言が書かれ、「川口市いじめから子どもを守る委員会」の相談窓口の電話番号が書かれています。

しかし、これまでの教育長の姿勢からはまったく逆の印象しか受けません。「いじめを受けるのは本人に問題がある。いじめられたとしても、その子を守る必要なんかない。いじめられている被害者を黙らせれば、いじめはないことになる」と言わんがばかりで、その考えを川口市の全教職員に徹底させているかのようにさえ見えるのです。

川口市が真剣に「いじめのないまちづくり」を目指すのなら、なぜ、「いじめ防止対策推進法」は欠陥があるから守らなくていい、と主張するのか。なぜ、文科省の指導にも、第三者委員会のいじめ認定にも従おうとしないのか。裁判所が、それをどう判断するのか。今後の経緯を見守っていきたいと思います。

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いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井 妙子

image by: Shutterstock.com

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