国民の命より中国のカネ。新型肺炎で後手後手に回った日本の失敗

 

中国の感染拡大で

今は、日本は早期に対応して収束させることであるが、中国は収束できないと見ている。中国全土で死者が10万人以上出る可能性が高い。春節で武漢から500万人も全国に散らばり、1月終わりまで隠蔽したことで、その拡大は止めようがないと見る。

しかし、止めようと努力はしている。中国は個人情報の保護という考え方がないので、高速鉄道に乗った人はすべて把握されているので、同じ車両に感染者がいると、その車両に居た人のすべてにメールが来て、検査を要請されるようだ。それも義務として行動を要求される。

しかし、都市の地下鉄などには、そのような乗客名簿はないので、告知で知らせて、検査をするという。そして、現在、乗客は必ず、マスクをすることとなった。マスクをしない人は強制的な排除をしている。このため、マスクが必需品になり、店にマスクがないのである。

しかし、このような処置をしても、農民工などの出稼ぎ労働者は、都市の病院での受診資格がないことと、受診料が高くて病院を受診できないことになっている。

この出稼ぎ労働者がいることで、都市では病気が蔓延することになる。この出稼ぎ労働者を都市に入れないように、長距離バスの運行を停止したが、都市に留まっている出稼ぎ労働者も多い。この人たちは、調子が悪くても仕事をする必要があり、他者に移すことになる。

ということで、中国の感染は拡大するので、中国の体制に対する不満が充満することは確かでしょうね。中央TVのインタビューで、武漢市長が中央政府の統制で情報を開示できなかったと言ったが、習近平体制がしっかりしているなら、そのようなことは言えない。

相当に習近平独裁体制に官僚の多くも不満を持っているようだ。習近平国家主席も個人崇拝的な独裁主義を見直し、党内での意見や末端組織の意見が通るような組織にしないと、習近平個人が危なくなる。クーデターも起こりえることになる。

米国との交渉でも中国は大きな譲歩をしているので、軍部強硬派からも不満が出ているので、この2つが結び付くとクーデターということにもなりかねない。

このように中国の問題点が新型肺炎の拡大を大きくし、それが体制にも影響するようである。

ということで、中国の感染拡大を見越して、早く、中国との航空路を閉鎖して、中国に居る日本人の帰還を航空路があるうちに促すしかない。または、航空路閉鎖後、チャーター機で、日本人を帰還させる必要になっている。それも全員、なるべく早く退避させることである。

武漢はすでに数万人に感染している。1,100万人で、100人に1人が感染しているとすると、11万人になり、それが日々他者に移していることになり、大変なことになっているはず。しかし、上海でも拡大しているようだ。

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