米トランプ大統領の元側近「減刑」に厳しい声。「独裁君主制だ」

2020.02.17
by MAG2NEWS編集部 NK
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アメリカのトランプ大統領は2月に入り、自身の側近を相次いで呼び戻していると共同通信東京新聞などが報じている。身内で周辺を固め、11月の大統領選に臨む考えだと思われるが、「忠誠心」を優先させた人事に懸念の声があがっているという。


お気に入り人事

アメリカのメディアによると、元ホワイトハウス広報部長のヒックス氏(31)が大統領顧問に復帰。ヒックス氏は2016年の大統領選から広報担当として仕えており、トランプ氏のお気に入りだったとしている。

政府内部からの批判

側近を相次いで呼び戻しているのには、ワケがある。ウクライナ疑惑を巡る弾劾裁判の際、政府内部から次々と批判的証言が出たからだ。トランプ氏はこれについて激怒していた。

問題となっていたのは、自らの選挙を有利にするためにウクライナに圧力をかけたとする「権力の乱用」と、下院の弾劾調査への協力を拒否し、政府高官らの証言を禁じた「議会の妨害」だ。いずれも過半数に届かず、無罪となった。しかしこの裁判で、共和党のロムニー議員は「権力の乱用」について「有罪」としていた。

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