元側近に異例の措置
アメリカの主要メディアによると、国防情報局長官やトランプ政権の初代国家安全保障問題担当補佐官を務めたフリン被告に対する捜査や公判の進め方を見直すため、バー米司法長官が新たに別の部署の検事を任命していたこと報じた。これは異例の措置で、トランプ氏の元側近に便宜を図る目的との見方が出ている。
司法の独立を揺るがす事態
フリン氏に対する検察官の求刑をトランプ氏が批判した後、司法省は「減刑」の方針を示した。これを受けて、司法省の元職員ら1100人ほどが、バー司法長官の辞任を求める文書を公開。文書では「すべての人が法の下で平等であるべき」とし、「大統領に近い人間だからといって特別扱いを受けるべきではない」と批判、「強大な権力で敵を罰し、味方を報いる政府は憲法に基づく共和国ではなく、独裁君主制だ」と厳しい声が書かれている。
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