短期間のグルテンフリーに「ソルガムきび」
問題はどこまで厳格に取り組むかです。私は日常的には、ほぼグルテンフリーとは呼べないレベルの1食のみのグルテンフリー状態ですが、期間限定であればもう少し突っ込んでやってみてもいいかと思います。
つなぎに使っているグルテンまで排除するのは恐らくストレスを感じると思われますので、とりあえずパン、パスタといった主食を基本お米に替えるというレベルでいいのではないでしょうか。
ただ、間食においてもこの期間は小麦をNGにしたいので、通常のスナック菓子やポケット菓子は随分と制約を受けることになります(ここは少し辛抱です)。ここで役に立つのが「ソルガムきび」です。
以前にも紹介したことがありますが、きびだんごのきびの事で、グルテンフリーのうえに食物繊維、鉄、マグネシウムなどが豊富な糖質です。スーパーやコンビニでいつでも売っているという状態でないため、少し不便さを感じますが、中野産業という会社が通販で様々な形態のソルガムきび製品を扱っていますので、一度覗いてみてください。
● 小麦アレルギー(食物・グルテン)代替食品「安全・安心のホワイトソルガム(ソルガムきび)」
蒸しパン、パスタ、マカロニ、スナック菓子やスープもラインナップされているので、1ケ月間という期間であれば十分に代役を果たしてくれると思います。
ソルガムのチップスは薄味ですが、逆に濃い味に慣れてしまった私などは、この味が薄味と感じなくなる事で体内の浄化が進んでいるような気がしてきます。減量が進むとトマトやカボチャの甘さに敏感になるのと似ているかもしれません。
鉄やマグネシウムが豊富な事もメリットですが、なんといっても食物繊維は玄米よりも多く含まれているので、翌朝すぐに体感出来るかと思います。
トレーニング的な面については、エルゴジェニック的なサプリメントを止めている分、一般の食事からしっかりと糖質やタンパク質を摂っておかないとトレーニング強度がさがってしまうかもしれません。
敢えてこの期間に限定してトレーニング強度を下げるという選択肢もアリだと思いますが、単に強度を下げるという発想ではなく、例えばフォームの見直しであったり、しっかりと効かせることを目指してはいかがでしょうか。
最後に、内臓のケアもこの1ケ月でしておきたいところです。グルタミンだけは継続してもいいかと思うのはそのためです。あまり脂質を多く摂らないようにして、就寝の際には空腹に近い状態を意識して眠るようにしてみてください。
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