ウイルス感染を心配し、外出を控えて運動不足に陥っていはいませんか?そして、ふと足を見るとスネのあたりの皮膚が粉を吹いていたり、妙にツルツルピカピカしているなんてことはないですか?心当たりがある人は注意が必要なようです。メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者のぶ先生が、足のかさつきの原因と予防法を教えてくれます。
足のかさつき要注意
【足のかさつき】
足の甲や足首、すねの皮膚がツルツル・ピカピカ突っ張っていませんか?過剰に粉を吹くように乾燥していることもあれば、ツルツルに肌が突っ張っているようだと、血行不良とむくみのサインです。
【皮膚炎に要注意】
過剰に粉を吹いたり、ツルツルに突っ張っているのは、皮下の毛細血管の血流が悪くなり、「皮膚の浅いところでむくみ」が生じている証拠。肌の再生、保護能力が低下するため、皮膚炎などが起こりやすくなっています。
かゆみや赤みがあるようなら、肌を刺激することがないように過ごして、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
【必要なのは血流の向上】
春先、気温が上昇してくると、のぼせ症状として「花粉症」や「鼻炎」「のどの腫れや痛み」が現れます。そして、下半身のむくみ。これは、心臓のポンプ機能が、自律神経の不活発が原因(季節の変わり目の影響)で機能低下しやすいから。
日中意識的に動く習慣がないと、不活発な心臓は足腰の皮膚炎ばかりでなく、気持ちの落ち込みや感染症にかかりやすくなる原因となります。日中の暖かい時間や朝夕のさわやかな空気のときに、努めて歩くようにしましょう。
室内でも、軽い運動をきっかけに「深く息を吸い込む」ようにするとよいです。じっとして「息を吸う」のは難しいので、呼吸のきっかけとして「腕を振る程度」でもよいですから、体を動かしながら「吸い込む深呼吸」を試してみましょう。
この時期の皮膚炎は、血流の低下が原因なので、なかなか治りにくいです。治すよりも予防しながら、元気な体の回復につとめましょう。
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