世界的に拡大する新型コロナウイルスを封じ込めるのはとても大切なことですが、言うまでもなく警戒すべき病気はコロナウイルスによるものだけではありません。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤貴紀先生は今回、動物由来の感染症について、何に気をつけ、どう予防すればいいか教えてくれます。
この時期だからこそ!!ペットから感染する病気、ウイルスには要注意
ペットから感染する病気「動物由来感染症」はこの時期十分に気をつけなければいけません。人間と動物の両方にかかる病気を「人畜共通感染症」「人獣共通感染症」「ズーノーシス」と言います。
人やモノが大規模に世界中を移動している今。いつ、どこで、どんな病気が出てもおかしくはありません。また、珍しい野生動物をペットとして飼われる方も増えており、これらの動物がどのような病気を持っているのかはあまりよくわかっていません。
今、できる予防についてご説明していきたいと思います。
1)ペットに接するときの注意
一番を気つけて欲しい事は「過剰な接触を避ける」という事です。口移しでご飯をあげたり、スプーンや食器を共用するのは危険です。
2)手を洗う
ペットに触った時は必ず、石鹸で充分に手を洗ってください。石鹸は、殺菌消毒の出来るものが良いと思います。
●まとめ
最後に「清潔を保つ」という事も大切です。特にハウス、タオルなどの敷物、お水の食器なども常に清潔な状態にあるようにしてあげてください。
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