新型コロナでトランプは支持率UP、安倍首相は支持率低下のナゼ

2020.04.03
by tututu
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感染拡大が止まらない新型コロナウイルス。人類を脅かしているこの感染症が、皮肉なことに世界の主な民主主義国家の指導者たちの支持率を引き上げている。トランプ米大統領、ジョンソン英首相、メルケル独首相が軒並み支持率を上げる中、日本の安倍首相は支持率を下げているようだ。

支持率を上げたトランプ大統領

米世論調査会社モーニング・コンサルタントが1日(現地時間)に明らかにしたところによると、世界保健機関(WHO)が先月11日に新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)を宣言して以降、主要国の指導者の支持率は上がっていると朝鮮日報が伝えている。その代表的な例がドナルド・トランプ米大統領だ。

トランプ大統領の今年1月1日の支持率は41%、先月11日は42%だった。だが、先月24日時点での支持率は44%で、同社による最近1年間の独自調査結果で最高値を記録した。

しかし、トランプ大統領といえば初期対応を誤り、アメリカの新型コロナウイルス感染者数は23万人を越える大惨事となってしまったはずだ。にもかかわらず、なぜ支持率が上昇しているのか? しかも、就任後最高の水準を記録しているという。

この理由を、アメリカのメディアは「危機にある状況の中で、大統領を中心に団結する米国人の傾向」を挙げている。トランプ大統領が新型コロナウイルス対応に関する記者会見のため、毎日1~2時間、生放送で事実上の「大統領選挙遊説」をしているのも重要な理由だ。これに加えて、現金支援などの緊急経済対策が経済を再生させるだろうという期待感が大きいのもある。ワシントン・ポストの最近の世論調査結果では、トランプ大統領の経済対応に関する支持率は57%に達したという。

皮肉なことに、トランプ大統領は新型コロナウイルスの感染拡大を機に、国民の心を上手にコントロールできているようだ。

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