悪質な「不謹慎系YouTuber」たちを法律で裁くことはできるのか?

2020.05.28
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by 編集部サトシュウ
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「岡江久美子の息子です」「志村けんの息子です」「プロレスラー木村花の元彼です」などと語るユーチューバーが続々登場している。もちろん、これらは全て偽りで、「不謹慎系YouTuber」などと呼ばれ、ネット上で怒りを買っている。著名人の訃報や社会的関心の高い事件に便乗し、動画再生数を増やして収益を上げるという、極めて悪質な手法。これは法律的に問題はないのだろうか。

著名人の親族を語る「不謹慎系YouTuber」

YouTubeで検索すると、さまざまな動画が出てくる。親族や関係者と自らを語り、コメントをしたり謝罪をしたりするだけの動画。中には100万回以上もの再生数が誇る動画もあり、タイトルにつられたり、興味本位で再生する人たちが多いことを物語っている。

不謹慎系YouTuberの狙いは、虚偽の内容で再生数アップを企み、広告収益を手にすること。また、最近ではそんな不謹慎系YouTuberたちを「許せない」とたたく動画が多数増え、それで再生数を高めようとするYouTuberも登場している。

先日、人気女子プロレスラーの木村花さんが、SNSによる誹謗中傷を苦に亡くなった。これを受け、匿名で他人を誹謗中傷する行為に対して、法整備できないかという動きが加速している。果たして、この不謹慎系YouTuberたちの行為は法律的に問題はないのだろうか。

残念ながら、直敵的な法律はなく、考えられるものとしたら「名誉棄損罪」や「信用棄損罪」くらいとなりそうだ。これは木村花さんへの誹謗中傷のケースと同じだろう。

しかし、SNSで誹謗中傷することが今後何らかの違法行為に該当することになれば、こうしたYouTubeも同様に協議されることになるはずだ。中傷した側から弁護士事務所へ相談が相次いでいるというように、著名人の訃報や社会的関心の高い事件に便乗した不謹慎系YouTuberも、気が気ではないだろう。
●木村花さん死去で「中傷した側」から弁護士へ相談急増に怒りの声

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