せっかく仕事をするのなら、将来的に自分のプラスになる方向を目指したいもの。そのためには、何が必要となってくるのでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、「いかにして上司を巻き込むか、上司の仕事に絡むかが重要」としてその理由を明かすとともに、そのためにまず初めにすべきことを記しています。
上司を巻き込む、上司の仕事に絡む
仕事を上手くやる秘訣って、どうやって上司を巻き込むかなんですよ。所詮上司と部下なんて、同じ船に乗っている仲間なんですから、行き先が真逆なんてことはないんです。だからじっくり観察していると、上司がどちらに向かおうとしているかが分かるはずですし、だったら同じ進路に向かっている仕事は、上司にとっても興味、関係がある仕事になるわけです。
そういう仕事を積極的に取りに行く、手を出すのですよ。今の自分にはちょっとムリ目なレベルの仕事だって、上司の視野ド真ん中な仕事なら、無関心ってことにはならないんです。こちらからの報告だって真剣に聴いてくれるでしょうし、親身にアドバイスもしてくれるでしょう。もしかしたらロードブロック(障害物)だって取り除いてくれるかも知れません。
これが上司と仲良くなるための秘訣です。上司と共同作業みたいな感じで仕事を進めたら、どうやってもあなたは可愛がってもらえますよ。そして上司というのは、少なくともあなたよりは経験値も多くて、スキルも高いモノですから、そこからたくさんの学びを得られるはずです。
つまり、
▼ たくさん学べて
▼ 上司と親密になれて
▼ 手伝ってもらえる
という三重に美味しい仕事ができるわけ。
だからどうやって上司に絡むか、どうやったら巻き込めるのかを考えるのです。そしてそれは、たいていの場合、上司を観察することで分かるんですよ。
あなたの上司には、上司なりのプレッシャーがあったり、困ったことがあったり、手伝って欲しいことがあるものです、相手だって人間なんですから。それくらい見ていて分からなかったら、観察力に問題がありますよ。
それが見つかったら、というか見つける過程に於ける会話などで、絡み方が見えて来るモノですよ。というか、あなたが買われているのなら、
● ここで困ってるんだけど、どうにかならないものかねぇ
みたいな感じで、ポロッとこぼしたりしますから。そのタイミングで、その仕事を引き取ったら、冒頭で書いたような展開に必ずなりますよ。多少失敗しようが(このケースでは失敗する前に上司が気付くはずですし、気付いたらフォローしてもらえるはずです)、プラス加点になることは間違いないんです。
少なくとも、あなたのことが印象に残るはずなんです。上司から見て、ただのOne of Them(集合の中の1人の存在)から、固有名詞を持った特定出来るあなたに昇格するわけですから。
もしこの仕事が上手く行ったら、ここにはボーナスが待っています。あ、現金が振り込まれるということじゃありませんよ。人間って苦楽や困難を共にして、それを一緒に乗り越えたら、関係性がグッと深まってしまうという法則があるんです。この仕事は共同プロジェクトみたいなモノですから、もし上手く行ったら、あなたと上司の仲は、もっともっと深くなると思いますよ。これが将来、どういうメリットをもたらすのかは、考えるまでもありませんよね。
だから上司の仕事を観察するのって重要なんですよ。
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