目の前の仕事量が増えすぎてキャパオーバーになったことで起こる体調不良のサインは目元に出るようです。たびたびの顔色チェックをオススメし、危険な兆候を教えてくれるのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者、のぶ先生。集中し過ぎによる肩首の慢性的なこわばりや張りを緩和する方法も授けてくれています。
目先のストレスチェック
【キャパオーバーのタスク】
目先の忙しさに振り回されて、自分のキャパを超えてつねに物事に取り組み続けていると、いい加減疲れます。お仕事などで与えられる業務が負担になり、精神面よりも肉体面に負荷がかかり続けると、キャパオーバーのサインが出ます。自分の顔色をたびたび確認して、そんな目先のストレスを回避する目安にしたらいいのかなぁと思います。
【目頭のクマ】
よく目の下にクマができることがあります。
- カラダの冷え
- 腎機能の低下
- 寝不足
- 過労
- 蓄積疲労
などなど。こうした腎機能にかかわるようなカラダの負担ではなく、精神的な集中が続くことで、体調を崩し始める目安が目元に出ます。
目先の連続する作業に追われ続けると、目頭のあたりにクマがあらわれます。鼻と目頭の間が黒っぽく見えたら、精神的な目先の負荷を体が支えられなくなってきている目安です。
【目先を変える】
ずっと目先のことに集中し続けているので、肩首の慢性的なこわばりや張りが抜けなくなります。ひきつれるように突っ張り上がる肩甲骨は、胸を圧迫して呼吸を浅くさせます。ドキドキや息切れなどを自覚することがあるかもしれません。不眠や寝不足が気になるようなこともあるでしょう。
こんなときには、隙間時間に目先を変えるとよいです。目先のことをこなし続けるばかりでなく、疲労や緊張が慢性化しないように、気分を変える取り組みをしてみましょう。手っ取り早いのは、軽めのジョギングやプールで泳ぐなどです。カラダをちょっと追い込む(軽く息が上がる程度)ことをすると、目先の気になることに集中できなくなるので、必然的に良い気分転換になります。
もし、カラダを使うことに意欲がわかない人は、手先を使うようなクリエイティブな時間を作ってみてもよいでしょう。絵を描いたり、文章を書いたり、物を作ったり、植物をいじったり、ペットをなでてみたり。こうした視覚を集中させないクリエイティブな思考を柔軟にする作業や、五感を楽しませるような時間を持つことで、張りつめた肩首の緊張が緩和されます。
新しい生活環境や世間の情勢に慣れないうちは、「慣れない目先のこと」に負担を感じることもあるでしょう。そんなときには、自分や家族の目元をチェックしてみてください。目頭にクマがはって、息詰まっているようなら、積極的な視点の転換を楽しみましょう。
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