今年は短い夏休み。親は子どもにどんな経験をさせたらいいのか?

 

4.子どもと料理を!

子どもの手伝いの中で7割近くを占めるのは「食事の配膳」「食器洗い」「洗濯物を畳む」などで「料理をする」のはわずか2割です。時間の取れる夏休みだからこそ、「料理」に挑戦させてみましょう。親は、「自分がやった方が早い」と思うかもしれませんが、料理は子どもにとって様々な能力を身に着ける場でもあるのです。

食材の産地や流通、価格、旬などは社会科や理科に通じます。カロリー計算、調味料の分量などは算数。調理は家庭科、盛り付けは芸術。料理全体の流れは、物事の「段取り力」を学べる大きなチャンスなのです。

だからといって「料理」は勉強だ、と構えてしまうのは良くありません。楽しい時間を過ごしながらおいしい料理が出来上がる、という経験が大切なのです。例え失敗しても一緒に作ったものを家族みんなが食べて、子どもの頑張りを認めることが子供の成長になります。

5.夏休みの「外出」ポイント

  • 出かけるときは屋外で換気の良い場所を選びましょう。室内なら、入場制限や換気対策がされている所を!
  • コロナ対策がしっかりされている観光先、宿を選びましょう。移動は車がベストです。
  • キャンセルをためらわずに!
  • 体温計を持参して「外出先」でも体調管理を!
  • 政府が発信する最新の情報を随時確認しましょう。

誰も経験したことのないwithコロナの夏休み。以前のように計画を自由に立てられないかもしれませんが、家族で話し合いながら、楽しく過ごしましょう。もちろん、オンライン帰省も一つの手です。安全に帰省ができないと考えられる場合や、不安がある場合はおすすめです。

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家庭教育アドバイザー 柳川由紀この著者の記事一覧

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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