美人アナリストも驚く好業績!キャンドゥはコロナ禍で何を売った?

 

100均で何が一番売れている?

キャンドゥの決算説明会資料において、直営店舗の商品カテゴリー別売上高が月毎に公開されています。消費者の心理状況が映し出されており、興味深い内容となっています。

3月、4月は缶詰、タオルやハンカチが前期比で売上高が170%前後と高い需要となっていました。感染拡大の懸念からくる需要により、衛生用品は120%の伸びとなっています。また、家で過ごす時間が多くなったことで、巣ごもり消費としての手芸用品の需要が伸びており、手芸用品が130~145%の売上高となっています。

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(決算説明資料より)

5月に入ると、4月まで170%の売上高だった缶詰・瓶詰が110%に需要が落ち、6月に入ると90%台前半に落ち着いています。3月、4月の頃を思い出していただくと、日本でも「都市封鎖=ロックダウン」が行われるのではないかといった、混乱状態になっていました。

人々が「食料品が手に入らなくなるのではないか」との不安から缶詰やレトルト消費を買い漁っていましたが、5月頃には物流はしっかりと動いている事が認識でき、食料品が手に入らなくなる心配もなくなり、一気に缶詰需要が引いた格好です。

対照的に、ボトル・スプレーの売上高が前期比150~170%に伸びています。アルコール除菌の詰め替えなどに使われているようで、引き続きコロナ感染拡大への予防意識が高いことが伺えます。

たった数ヶ月ですが、我々は新型コロナとの向き合い方が全く分からなかった時期と、今のように、ある程度コントロールしながら進むのとでは、全く違う消費行動となることが分かります。

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(決算説明資料より)

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