SNSの匿名性を利用して誹謗中傷する卑怯者たちの呆れた思考回路

 

アカウント名に注意しよう

アンチとして振る舞う人たちは、リアル世界とバーチャル世界が完全に別なモノだと勘違いしているよねという話をしています。

なぜかというと、ひとつはリアルにそこに相手がいないからです。誰だって相手を目の前にした状態で、誹謗中傷はできませんよ。私がリアルのセミナーで罵られたことがないのも、目の前に私という人間が立っているからです。オトナは面と向かってバカ、カス、死ねって言えませんよ、チンピラじゃないんだから。しかしネットの世界はバーチャルですから、罵った相手がその場で殴り返してくるとか、目の前で反論してくることはないんです。だから何でも言えちゃうわけです。

もうひとつの理由は、実名が晒されていないことによって、自分という存在が秘匿されているように感じるからです。

私のところに来るメールでこの手のことを書いてくる人のアカウント名やメールアドレスって、ほぼ全員が実名が分からないような表示になっています。taroyamada@~ みたいな名前が推察できるようなアカウントからは来ないんですね。やっぱりどこかにリアルを背負っているというか、リアルとの関係性が残っていますから、素の自分が残っているんですね。そうすると誰しもリアル世界では常識がありますから、口汚いことは言えないようにしようと思うわけです(かつて一度だけ、会社のメールアドレスからそのようなメールが送られて来たことがあってビックリしました。なんせ内線番号やら部署名までフッターに書かれているんですから)。

ツイッターなどで使われる匿名アカウントや、捨てアカと言われるいつでもすぐに放棄できるアカウントではそれが顕著で、

 ▼ どうせバレやしない
 ▼ 相手はこちらのことを知ることはない
 ▼ みんなもやっている
 ▼ こちらの身元を調べるわけがない

と考えてしまうんでしょう。

私のツイッターアカウントにも、そんな人たちから質問やコメントが飛んで来るんですけど、アカウント名から誰かが推測できないと、

 ● ちょっと待て、あなたはどこの誰なのだ?

って思うわけです。だいたい気持ち悪いでしょ。どこの誰だか分からない状態で、アカウント名が「アブラカタブラ」とかになっていたら、回答する気になりませんよね。リアルで会って、挨拶をする時にこんな感じの名前を名乗ったら、まともな人は逃げますよね。それと同じことがバーチャルの世界では通用しないんです。これはみなさんの感覚が麻痺しているからです。リアルとの繋がりがないと考えているからですよ。

ところがバーチャル世界だけを切り離すことなんてできないんですよ。ネットの世界で好きなだけ暴論を吐いて、他者を攻撃して、そのまま逃げ切れるなんてことはないんです。こうやって死ぬ人までが出て来たわけですから、これからはさらに厳しくなって来るはずなんです。理性ではそれは分かっているはずなのに、バーチャルの世界はリアルと切り離されていると感じる理由はなんでしょうか?

print
いま読まれてます

  • SNSの匿名性を利用して誹謗中傷する卑怯者たちの呆れた思考回路
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け