韓国の親日仕草に騙されるな。対日融和にはしゃぐ文在寅の危険な本性

 

文氏は単細胞「日本は悪」

それは、文氏が「原理主義者」であることだ。原理主義者とは、「単一の価値観だけを信奉し、他者の価値観を排撃する」という悪い意味に使われている。文氏の場合、学生時代に軍事政権をめぐる民主化闘争で、火焔瓶を投げていた当時の国際政治状況に縛られているのだ。1980年代の「親中朝・反日米」というスローが、今も文氏の頭を支配している結果、「日本は悪」という偏った見方から離れられずにいるのだろう。そのツケが、現在の泥沼の日韓関係をもたらしたのである。

文氏の「原理主義者」を証明する材料は、先の国連総会での演説にも現れている。文在寅大統領は9月22日(現地時間)、国連総会の基調演説で、韓半島の平和の始まりは、平和に対するお互いの意志を確認できる「韓半島終戦宣言」だと語って、周囲を唖然とさせた。北朝鮮が、核放棄していない段階で「終戦宣言」したらどうなるか。北が勝利者になるのだ。こういう見え透いたことが分らない。これが、文在寅のすべてである。

米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)で、アジア先任補佐官を務めたマイケル・グリーン戦略国際問題研究所(CSIS)先任副所長はこの日、次のように批判した。「終戦宣言は中国、ロシア、北朝鮮が国連軍司令部と韓米連合司令部、韓米連合軍事訓練を破棄せよと主張できる口実を与えるだけである。韓国の大統領が、国連で米国議会や政府の立場とこれほど一致しない演説をするのをほぼ見たことがない。終戦宣言で、韓半島に平和が実現できると考えるのは幻想」と酷評している。以上は、『朝鮮日報』(9月25日付)が報じた。

文大統領は在任中、何一つ外交面で業績を上げられないで退任することが決定的である。南北問題が、進展なく終わるのは確実だ。また、旧徴用工賠償問題が韓国側の寄付金で代位弁済して、以後の請求権を破棄させても、元の結果に戻るだけである。日韓関係は増進されないのだ。日韓慰安婦合意の破棄も、日本との間に深い溝をつくり日韓で憎悪感を増幅させるという非生産的な役回りを演じた。こうして、「文在寅とは何者ぞ」という深い疑問に囚われるのである。

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