「再雇用で給与が大幅ダウン」貰える年金額も下がってしまうのか?

 

ついでに、65歳からの年金総額を算出します。

・65歳からの老齢基礎年金→781,700円÷480ヶ月×(任意加入22ヵ月+20歳から60歳までの国民年金同時加入期間である厚年期間400ヵ月)=687,245円

・付加年金→200円×22ヵ月=4,400円

・老齢厚生年金(報酬比例部分)→89,584円

・老齢厚生年金(差額加算)→1,630円(令和2年度価額)×439ヵ月(全体の厚年期間)-781,700円÷480ヶ月×400ヵ月(20歳から60歳までの国民年金と同時加入状態の厚年期間)=715,570円-651,417円=64,153円

よって、65歳からの年金総額は老齢基礎年金687,245円+付加年金4,400円+老齢厚生年金(報酬比例部分879,584円+差額加算64,153円)=1,635,382円(月額136,281円)

※ 追記
過去の年金記録が間違っていて(消えた年金記録の対象者だったとか)、加入期間は増えずに過去の給与額が下がるだけのような場合は年金額が下がる事はある。

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佐賀県出身。1979年生まれ。佐賀大学経済学部卒業。民間企業に勤務しながら、2009年社会保険労務士試験合格。
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