プロが教える「まったく人の話を聞けず嫌われる性格」を治す方法

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外回りの多いビジネスマンであれば、性格として致命的なのが「他人の話を聞けていない」ことではないでしょうか? 訓練して身に付くものではありませんが、どすれば良いか悩んでいる人も多いと思います。メルマガ『毎月1000人集客するプロ講演家が教えるコミュニティづくりの秘訣』では今回、著者でベストセラー作家・起業家の岡崎かつひろさんが、ほとんど人は他人の話を聞けていないという事実を指摘。どうすれば解決できるか、その糸口を示してくれています。

ほとんどの人が人の話を聞けていない事実

独立したら、会社という看板もなくなるので、自分自身で仕事を取っていかなければいけない。そうなったら、自分がどういう仕事をしていて、どんなふうに相手の役に立つことが出来るのか、どういうビジョンがあるのか、コミュニケーションについて学ぶ必要が出てきます。とはいえ、いきなりコミュニケーションスキルを磨くといっても、何をしたらいいのかわかりませんよね。

僕がやったことは、しっかりと人の話を聞くということ。今の僕を知っている人からしたら意外に思うかもしれません。会社員だった頃の僕は、まったく人の話を聞けないタイプの人間でした。

でも、実はこの「人の話を聞けない」というのは、僕だけじゃなくてほとんどの人が同じように「聞けてない」んです。気づいている人はほとんどいないと思いますが。

どういうことかというと、人はセルフトークといって自分の頭の中で「ああかもしれない、こうかもしれない」といろいろ考えますよね。諸説ありますが、そのセルフトークのスピードは、実際に人と話す時のスピードの7倍と言われています。

つまりどういうことが起きるかというと、「その話はこうなんじゃないの?」「もっとこうしたらよかったのに」「おもしろい」「つまらない」「そういえば、自分もこんなことがあったな」ということなど、どうでもいいことをいろいろ考えてしまいます。そうすると何が起こるかというと、聞いているようで聞けていないのです。

まずやったことは「100%そのまま聞こう」と決めました。こう話すと「どういうふうに変えたんですか?」と疑問に思うかもしれませんが、まず大事なことは「思うこと」です。

「人の話をそのまま聞く」と意識すること

物事は自覚しないと行動は変わりません。

たとえば、僕はしょっぱいものが好きだと自覚しています。僕は独立してから飲食店経営をやっていました。その時に気を付けたことは、僕の好みの味に合わせるとお店で出す料理の味がしょっぱくなります。自覚をしているから「しょっぱくなりすぎないようにしよう」「みんながどんな味を好むのか。そっちに合わせるようにしよう」と自覚できますよね。

ほとんどの人は「自分は人の話を聞けている」と思っています。でも、実際には聞けていないことの方が多いです。まず、行動を変えるためには「自分は人の話を聞けていないかもしれない」と自覚することです。

試しに、こういうことをやってみるといいです。たとえば、人の話を聞きました。そこで話していた内容を「オウム返し」で「今話したことって、こういうことで合っている?」と確認してください。その癖をつけることが、人の話を100%聞くための第一歩です。

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