「鬼滅の刃」最終巻は「ONE PIECE」に忖度?初版395万部で転売ヤーの餌食に

2020.11.25
by tututu
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集英社は12月4日に発売される『鬼滅の刃』の最終23巻の初版発行部数が395万部になることを明らかにした。これで電子版を含めたシリーズ累計発行部数が1億2000万部を突破することとなったが、この395万部という数字にネットはザワついているようだ。

初版発行部数395万部は『ONE PIECE』に忖度か

12月4日に発売される最終23巻には、作者の吾峠呼世晴さんが物語の結末に描き足した14ページを追加。さらに描き下ろしのおまけ25ページも収録されているという。

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また、23巻は通常版のほかフィギュア付きの同梱版も用意されており、初版発行部数の395万部が売り切れとなるのは時間の問題と言えそうだ。

同作では22巻が初版370万部を記録していたが、今回の最終23巻で自己記録を更新する形となった。ちなみに、初版刊行部数の日本記録は、人気漫画『ONE PIECE』(尾田栄一郎)が2012年8月に刊行した67巻の405万部。

今回、『鬼滅の刃』の最終23巻が初版発行部数395万部という中途半端な数字となったのは、集英社に多大な貢献をしている「ONE PIECE」の記録を抜かないように忖度したのではないかという見方もあるようだ。

『鬼滅の刃』23巻を虎視眈々と狙う転売ヤーたち

12月4日の発売を前に早くも盛り上がりを見せる『鬼滅の刃』だが、その一方である問題が指摘されている。それは「転売ヤー」の存在だ。

初版発行部数の395万部はモンスター級の数字だが、ファンたちからすれば「明らかに足りない」数だという。

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現在、街の本屋では『鬼滅の刃』の売り切れが続出している。最終巻の1つ前、22巻の発売日には行列ができた本屋も多数あり、まさに社会現象化していた。

映画が大ヒットしている影響もあり、転売ヤーたちが目をつけることは必至。『鬼滅の刃』に興味がない人たちも“お金目当て”に参戦してくるだろう。

果たして、ファンたちの手元にきちんと漫画は届くのか?最終23巻争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。

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image by:Ned Snowman / Shutterstock.com

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