今年5月まで『週刊少年ジャンプ』に連載していたコミックスが最速で1億部を突破し、映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車 編』が8日までに興行収入204億円を突破するなど、新記録を次々と塗り替えて大ブームを巻き起こしている『鬼滅の刃』。
猫も杓子も日本中が鬼滅ブームに沸く中、お隣の親日国「台湾」でも、『無限列車編』が公開わずか10日間で日本円にして10億円の興行収入を突破するなど大ブームとなっている。その人気は、台湾でも大好評だった映画『君の名は。』を抜いたと伝えられており、『鬼滅ブーム』はついに海を超えてしまった。
鬼滅の刃は台湾でとても有名です。わたしは今週の日曜日に映画を見に行きます✌️#鬼滅の刃 #鬼滅之刃 #台灣 #臺灣 #台湾 #中山站 #台北 #街景 #散策 #旅遊 #旅行 #台灣旅遊 #台北散策 #taiwan #taipei #taiwantravel #taiwantrip #taiwanculture #台日交流 #動漫 #無限列車編 #台湾文化 #台灣文化 pic.twitter.com/qpjm81sJH4
— liang (@liang92230457) October 30, 2020
日本でも公開初日で一つの映画館の1日の上映回数が40回を超えたことが話題となったが、台湾でも1日で40を超える上映回数の映画館が存在するとSNSに投稿されており、ブームの過熱ぶりは日本と変わらない様子。また、台湾のタピオカドリンク屋さんとのコラボも展開されており、台湾でも街中に『鬼滅』があふれているようだ。
鬼滅之刃無限列車在台灣上映的情況: pic.twitter.com/oLHpd1S37J
— 川貝蘋果派 (@kawakaiApplePie) October 31, 2020
映画館の座席はこのとおり満員御礼状態。さすがタピオカの本場だけあってコラボドリンクの注目度も高い。
一芳 X 鬼滅の刃
桃桃水果茶🍑酸酸甜甜💕好喝
桃フルーツティー🍑甘酸っぱ😋美味しい沒想到全高雄只剩一間一芳水果茶……😥#鬼滅の刃 #鬼滅之刃 #一芳水果茶 pic.twitter.com/KwXP71DlfN
— 李葳 (@we992020) September 23, 2020
さらに『鬼滅』ブームで現地メディア報道も加熱。地元経済誌『今周刊』は「なぜ鬼滅の刃は『ドランゴンボール』や「ワンピース』より人気なのか」という特集を組み、地元タブロイド紙『アップルデイリー』が「鬼滅の刃の作者は印税で30億円稼いだ」という記事を掲載するなど、台湾メディアも日本同様に今「鬼滅」から目が離せない状態となっている。
『鬼滅』人気はネット掲示板でも熱かった。台湾の人気No.1キャラは……
では、一般の台湾人からの反応はどうなのだろうか? 「台湾の2ちゃんねる(5ちゃんねる)」こと、匿名巨大掲示板「PTT」では、やはり台湾の『鬼滅』ファンたちによる熱いファントークが繰り広げられていた。中でも台灣で人気の登場人物キャラクターが、主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)の同期に当たる鬼殺の剣士、我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)だ。
実は、日本の『少年ジャンプ』誌上でおこなわれたキャラクター人気投票ランキングでも堂々1位を獲得していた我妻善逸。お隣の台湾でも、その人気は絶大のようだ。さすがは親日の島・台湾。こういった点でも、日本と台湾はどこかで繋がっているのかもしれない。
「PTT」上では、善逸に関するスレッドが複数立ち、連日のように「善逸トーク」で盛り上がっているご様子。では、その投稿の一部を少しのぞいてみよう。
スレッド名:[閒聊] 鬼滅之刃最感動一幕 漫畫雷(鬼滅で一番感動したシーン)
5 推 aisenma86: 鬼滅最讓我想哭的都是善逸的劇情 08/13 07:32
泣けるところは大体、善逸3 推 arrenwu: 善逸真帥 08/13 07:22
善逸かっこいい7 推 alucard6310: 這邊哭爆 08/13 07:39
8 → alucard6310: https://i.imgur.com/nB8em1u.jpg 08/13 07:39
ここのシーンめっちゃ泣いた
スレッド名:鬼滅之刃-我妻善逸的中文配音太傳神了吧?(善逸の中国語吹き替え声優すごくない?)
推 YSJ543: 感覺到靈魂了 81F 11/06 21:15
キャラクターの魂を感じたよ推 seerp: 日配10分 中配至少8分 都不錯 193F 11/06 23:10
日本語版10点、中国語版でも8点はいくね。どっちも素晴らしいalex20275 這中配也太厲害了,完美呈現善逸那神經質的感覺。
この吹き替えすごい。善逸の神経質なところまで、うまく表現できてますね
……と、台湾の掲示板でも『鬼滅』人気は止まることを知らない。今後、新型コロナが収束して、自由に台湾と日本が行き来できるようになった頃も、まだ『鬼滅』ブームが続いていることを願いたい。
あなたが台湾の街角で竹筒をくわえて歩けば「ねーずこちゃーーん!」と声を掛けられる日も近いのかも!?
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