信じる心の勝利。サッカーチームの試験に落ちた少年と父の感動秘話

shutterstock_1092476483
 

人と人を結びつけお互いを成長させる信頼関係ですが、そこに「歳の差」は関係がないようです。今回の無料メルマガ『成功者たちの習慣 VS. 普通のひとたちの習慣』では国際ビジネスマンで心理カウンセラーの経験も持つ、ただのひろしさんが、かつてとある方から聞いた、彼とその息子さんとの感動的ですらあるエピソードを、「成功者の信頼関係」として紹介しています。

幸せな成功者に、歳の差はない!?

こんにちは。特命部長 ただのひろしです。

先日わたし個人のFBのページに、もう何年も前にヴァンクーバーに住む成功者と東京で会って食事をしたときの写真が思い出の写真としてアップされきました。

人間の記憶ってすごいもので、すっかり忘れていた、このときに彼から聞いた、彼とその息子たちとの親子のエピソード話が、その写真をみて、食べ物の味や香りを思い出した途端に、鮮明に蘇ってきたのです。

このヴァンクーバーの彼、前にもこのメルマガで触れたと思うのですが、当時14歳と12歳だった息子たちはサッカーが大好きで、地元のチームで大活躍し、州の代表として海外遠征に行くほどの選手となり、そんな息子2人のために、プロリーグのないカナダから、プロリーグのある海外への引越しを真剣に考えていたのです。

今週は、そのときに彼と話していてとても印象に残った、成功者の信頼関係について、お伝えしていこうと思います。

ヴァンクーバー在住の成功者の彼曰く、ヨーロッパでも、プロリーグで活躍している選手たちのうち、天賦の才能をもった選手は全体のたった5%で、残りの95%は練習に練習を重ねて一流の選手になったひとたちなんだそうです。そして、練習を見ている限り、自分の息子は恐らく5%には含まれない。と思っていると言うのです。

でも、95%の仲間に入れる可能性はすべての人が持っていて、そこに入れるかどうかは、要は、“やる気”があるかどうか。“どれだけサッカーが好きか!”、それが95%に入れるかどうかを決める、というのです。

そして、自分の息子たちは、サッカーが好きで好きでしょうがない。正直、自分の息子たちに、プロのサッカーリーグで活躍できるだけの才能があるかどうか、それはわからないし、絶対にそうなって欲しいと思っているわけでもない。でも、息子たちがやりたいと思っていることには、とことんチャレンジさせてあげたいし、チャレンジできるような環境を最大限作っていきたい。それが父親の役目だと思っている。どうやら、これが、彼の父親としてのスタンスらしい。

実は、彼の12歳(会った当時)の次男坊、前年、地域のトップチーム入りの試験で落ちてしまって、そのとき、悔しくって家でおお泣きしたらしいんです。そんなとき、もしわたしが父親だったら、せいぜい子供を慰めて終わりでしょうか。人生まだまだ先は長い。一度くらいの失敗がなんだ。他のチームに入って頑張ればいいじゃないか!みたいな感じでしょうか。

もし、あなたが子供を甘やかしてばかりの親ばかだったら、監督に抗議したり、知り合いを通じて圧力かけたりもするのでしょうか。そのとき、彼は、息子のために、人選で絶対的な権限を持つチームの監督に電話をしたそうです。

print
いま読まれてます

  • 信じる心の勝利。サッカーチームの試験に落ちた少年と父の感動秘話
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け