人にお願い事をした際、一度断られただけで諦めてしまうのは、もしかしたらもったいないことなのかもしれません。今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では著者で現役精神科医のゆうきゆうさんが、「ノー」の中に「イエス」が隠れていることが多々あるとした上で、「イエスの返事を引き出す秘訣」をレクチャーしています。
ノーをイエスに変えるために「3回」言え!
こんにちは、ゆうきゆうです。
あなたは誰かを誘ったり、何かをお願いをしたい、と思ったときに、相手に「イエス」と言ってもらうための秘訣をご存知でしょうか。
相手に「イエス」と言ってもらうための秘訣とは
テキサスA&M大学の心理学者シャーレン・ミューレンハード博士が調査したところによると、誰かにお願いごとをされたとき、イエス=「やってあげたい」という気持ちがあったとしてもなぜかノーと答えてしまう人が39.3%=約40%もいたとされています。
「○○やって!」と言われて「うん、いいよ」とすぐに答えるのが普通というイメージがありますが、この調査より、とりあえず「ノー」拒絶してしまう人が一定数いるのだということがわかりました。
「イヤよイヤよも好きのうち」という言葉がありますが、この「ノー」という回答も、「相手の強制に従いたくない」であったり「すぐにOKするのはもったいない」という心理が働くことが要因だと考えられます(もちろん、心の底から「ノー」と言っている人もいるのでご注意ください)。
よく言うツンデレ像もそうですね。
「イヤだ、やりたくない」
「アンタのためにやったりしないんだから!」
と言いつつも、実は心の中は「イエス」だった、という展開は、昔から物語などでもよく描かれています。現実でも「ノー」の中に「イエス」が隠れていることが多々あるのです。
そのため、個人的に一番オススメしたいのは「同じことを3回言う」です。
同じことを3回言う
もし何かお願いして「ダメ」と断られたら少し時間が経った後で、「やっぱりそれでもお願いしたい」と言ってみましょう。1回目は40%でネガティブな答えが返ってくるわけですから、2回、3回と繰り返すうちに、60%の確率で「イエス」が返ってくる可能性もあります。
多くの人が控えがちかもしれませんが、何度もお願いすることは、実は良い手だと言えるのです。もししつこいと思われそうでしたら、もちろん潔く引くことも大切です。
しかしお願いや、好意を示すとき、仕事の提案などの際、相手の1回目「ノー」で諦めるのは、非常に惜しいことです。なぜなら、相手の中には「イエス」が隠れているかもしれないからです。
「どうしても引き受けてほしい」
「本当にすごく好きなんだ」
「是非御社にこちらをお願いしたいんです」
これらを何回も伝えているうちに、信憑性や信頼性は増していくため、相手も「まあ、そんなに言うんだったら…」という気持ちになるかもしれません。
これはお願いや提案だけに限りません。人生においても同じです。やりたいとことがうまくいかなかったとしても、諦める必要はないのです。例えば、もし受験がうまくいかなかったとしても、もう1回受け直せば合格することも十分あり得ます。「1回だけで諦める」ということほど、もったいないことはありません。まずは3回言ってみる・やってみることを意識してみてくださいね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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