コロナ完治後も人間の「差別意識」と戦わなければいけない現実

Back to school after quarantine concept. Backpack with school supplies and sanitizer and medical protective mask. the beginning of the school season.
 

次のように問うた。

「いじめるのは誰ですか」
「仲間外れにするのは誰ですか」
「デマを広げるのは誰ですか」

それは「隣の人」だと気付く。つまりは、クラスの仲間である。それは、隣の人からすれば、自分自身のことである。

何をされたくないかを、共有した。つまり、理論上、自分がそれを人にしなければ、それは起きない。

行き着いた結論は「自分のされて嫌なことは、人にしない」という、日常から言っている、当たり前のことである。

まとめに、市のページで、差別に立ち向かう宣言をしている2本の動画を流した。

参考:千葉市H.P.「新型コロナウイルス感染症に関する人権への配慮について(コロナ差別がゼロのまち宣言の発出) 

片方は市長、片方はスポーツ選手たちからのメッセージである。子どもたちは、真剣にきいていた。我々にとって、ウィルスそのものだけではなく、人間の差別意識こそが立ち向かうべき相手である。

この実践のポイントは、誰もその状況になっていない内に行うことである。つまりは、予防的指導である。治療は予防の100倍の労力を要する。予防に力を入れておくのが上策である。その点は、感染症対策と同じである。

この実践には、特別な準備は何もいらない。思いの共有こそが肝である。事が起こるその前に、予防的アクションを起こしておきたい。

image by: Shutterstock.com

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