9割以上の新築物件がOK。ペット飼育可能マンションが激増の訳

 

国土交通省のマンション総合調査によると、全体では、

  • ペット飼育可が59.3%(サイズ等の条件付き可49.3%、全面可4.1%、規則なし3.9%)
  • ペット飼育不可が40.3%

すでに、ペット可のマンションが6割になっているのです。マンションは基本ペットが飼えないという常識は、もう過去のものなのです。特に平成17(2005)年以降竣工のマンションでは、

  • ペット飼育可が93.2%
  • ペット飼育不可が4.2%

…と、9割以上がペット飼育可として売り出されているのです。どのへんから逆転があったかというと、平成7(1995)年~11(1999)年

  • ペット飼育可が27.5%
  • ペット飼育不可が63.7.%

平成12(2000)年~16(2004)年

  • ペット飼育可が65.7%
  • ペット飼育不可が30.6%

と大逆転していますので、このへんが、ペット飼育可か不可かの分かれ目になっているようです。この変化は、購入予定者の意向をくんでのことです。

今、ほとんどの新築マンションがペット可ですから、当然、その中にはペットアレルギーの方もいるはずです。そこで、共存ができているのであれば、その知見を活かして、ペット不可マンションをペット可にすることも、考えられるはずです。

そろそろ、最初に規約でどう決まっていたかで、何十年先までも縛ることになるのは、あまり合理的ではない…という議論が出てもいいのにな~。そんなことを思いました。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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