これだけは口にするな。営業マンが言ってはいけない「5つの禁句」

 

「たいしたこと無いです」「あまり良くないですが」

これも、先ほど同様に全く逆をやっている非常識なやつです。提案する商品を貶めてどうするの?逆でしょう!って、思ってしまいます。

商品が良いか悪いかはこれも金額同様に感受性の問題です。お客様が凄く価値を感じたら、その商品には凄い価値があり良い商品です。逆に、どんなに素晴らしい商品でも、お客様が価値を感じなければ良くない商品です。これは、お客様、一人一人違います。

そして、我々営業マンは教育する立場じゃないとダメなんです!どれだけ良い商品なのか?どんなに価値があるのか?啓蒙していく立場なのに、「たいしたことない」ってバカ?って、思いませんか?

(中略)

「禁句」とは、「NO」を生み出しやすい言葉です。

  • 忙しいところ…「忙しいと思ってるなら来るな!」
  • お手数ですが…「手間をかけてんじゃねぇ~!」
  • 夜分遅く…「分かってるなら遅く来るな!」
  • 高いですよねぇ…「そう思うなら安くしろ!」
  • たいしたことない…「そんな商品を売るな!」

このように、NOが出やすいわけです。もちろん100人中100人がそんなNOは言わないです。ただ、心の中でそういうイメージをさせてしまいやすい言葉です。

全部が【言い訳】なんです。言い訳しながら営業活動をしてしまっています。これは、先週お話しした「罪悪感」に端を発した言葉です。普通の仕事ではそういう言葉は言わないものです。佐川急便のお兄ちゃんが、いちいち配達しながら、「お忙しいところ」っていいますか?パン屋のご主人がパンを買いに来た人に、「お手数ですが」って言ったり、「高いですよねぇ」って言いますか?最近、高級食パンが流行っていますが、「高いですよねぇ」「たいしたことない」なんて、店員は一切言わないです!理由は、罪悪感も無いし、仕事だからと思ってやっています。にもかかわらず、営業マンだけは、言い訳しながら仕事をしています。おかしな話だとは思いませんか?

「余計な事は言わない!」

黙れない営業マンッて非常に多いです。「黙る=間」この沈黙が怖いんです。何か言わないといけないと、不用意な言葉を連呼します!情けない話です。これは、沈黙が断り文句を生むような変な誤解をしているからです。こんな黙れない人は、話し続けるので、お客さんが断るタイミングを待っているのです。そして、営業マンが間を開けた瞬間に、やっと黙ってくれたと断るので、「黙る=断られる」という誤解を経験上感じているのです。間違った認識です。

正しくは、「黙る=考えさせる」です。相手が話し続けていると、人間は話を聞くことに集中して、考えることが出来ないです。そこで、適度な間を開けながら会話をすると、その間で考えることが出来ます。考えさせるために適度な間を与えるのです。

ただ、考えの中には「断る」という考えもありますので、不要な間を与えてはダメというだけです。例えば商談の初期は断られやすいので、間を与える時には質問系にします。

「LEDの件ですが」で間を開けると、「間に合ってる」「要らない」と言われます。「LEDの件ですが社長のところはLEDを導入されましたか?」で間を与えると、「導入した」「まだ」という質問に対する返答が出ます。人間は、言葉に反応するからです。

常に、営業は確率をほんの0.1%だけでもあげることを考えて行動する。これが、非常に重要です。間違っても不用意に「禁句」を言ってはダメなんです!

今日は、「禁句」という話しをしました。

image by: Shutterstock.com

島田安浩(営業コンサルタント)この著者の記事一覧

最初売れない営業マンだった私が、売れるようになり、日本でトップセールスに登りつめ、経営者として株式公開した。その営業ノウハウを、売れる営業の常識と売れない営業の非常識と言う観点で分かり易くまとめた。

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【著者】 島田安浩(営業コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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