婚活アプリで出会った彼女は地雷ストーカー。なぜ男はレイプ冤罪の罠に嵌まったか

 

拓也さんが知り合ったのは高橋摩耶さん(32歳、仮名。会社員)。画面越しの容姿はシルクのカーディガンに白のブラウス、黒いロングヘアー。とても清楚な印象だったと言います。さらに2人はどちらも犬派。「ゴールデンレトリバーより柴犬が好き」という趣味も一致しています。さらに彼女は「手料理を作ってあげたいなぁ」と甘えてくるのです。本気で結婚を考えている拓也さんにとって、相手が「遊び目的」では困ります。「将来のことはどう考えてる?」と尋ねると、彼女は「結婚はなるべく早い方がいいよ」と返してきたのでひと安心。「誕生日はいつかな? 一緒にお祝いしたいね」と誘うと、彼女の誕生日はちょうど月末だと言うのです。そして拓也さんは彼女とINEのIDを交換し、直接会う約束を取り付けました。

そして3回目のデート、拓也さんは「一緒に過ごそう」という言葉で誘ってホテルへ。彼女も首を縦に振ってくれました。

ところで、結婚する前の男女が肉体関係を結ぶことを「婚前交渉」といいます。一部には婚前交渉を嫌がる女性もいるので、男性は慎重に行動しなければなりませんが、拓也さんはどうだったのでしょうか?

密室に2人きりで入るのだから当然、彼女はそのつもりだろう。拓也さんはそう思っていました。拓也さんはいちいち「いい?」「平気?」「大丈夫?」と投げかけて彼女の反応を確認したりせず、また彼女も露骨に抵抗しなかったので、彼女がOKしているという前提で何も気にせずにコトを進めたのです。こうして2人は夜通しカラダを重ねたのですが、問題は翌日以降でした。

例えば、休日にホテルをデイユースで予約し、部屋で一緒に楽しんでいたときのこと。彼女はカバンから拓也さんのスマホを盗み出したようなのです。彼女は拓也さんの慌てる様子を「高みの見物」。その途中で、狼狽ぶりに飽きると「落ちてたよ」とスマホを返してくれたのですが、仕舞いには「やっぱり私がいなきゃダメなんでしょ!」とドヤ顔で言い放つ始末で、拓也さんは深いため息をついたそうです。

一方、平日はどうでしょうか? 彼女さんからひっきりなしにLINEが届くのですが、拓也さんは勤務中で「既読」にするのが精一杯。返事をせずにいると、彼女から「そんなんじゃ続かないよ!」と催促されるほど。テレビドラマなどで使われる「私と仕事、どっちが大事なの!」という常套句がありますが、拓也さんはまさか自分がそのフレーズで悩まされる日が来るなんて思いもしませんでした。カラダを許したことで拓也さんを我がモノにしたことで、気が緩んだのでしょうか。彼女の応対が一変し始めたのです。

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