外出中はマナーモードで鞄にしまって、家では見えない場所に置く充電器につないだら、もう触らないようにします。返信などは決めた時間にまとまって行うのです。1日2回の返信で遅いと思う相手は、その人もスマホ中毒なので、ペースに合わせないようにしましょう。
当面は、電車などの移動中や、食事前後と食事中は、スマホ禁止にした方が良いでしょう。
最初はなかなか大変です。私の場合はゲームよりSNSの方が問題で、近くにあれば、誰かの投稿や反応を見たくなってしまいます。先日、iUの教員仲間が、MITかどこかのレポートを引用して話していましたが、机の上にスマホを置いてあるだけで、生産性が下がるそうです。
だから、常にスマホで電話を取らなければならない人以外は、例えば、午前と午後のトイレ休憩の時など1日2回スマホに触ってチェックするぐらいでいいのです。ビジネスメールやメッセンジャーの確認はデスクにてパソコンで行えばいいでしょう。
しかし問題はここからです。そこで生まれた空き時間と心のスキマを埋める何かを見つけなくてはなりません。
いきなり本を読むのはハードルが高いので、大画面でのアニメや映画鑑賞からはじめてはいかがでしょう。作品1本分、2時間前後のヒマを楽しく埋められます。
これも3日3カ月3年の辛抱です。脳が発火して、それが好きになるまで、習慣化されるまで、まずは3か月、そして3年は繰り返す必要があるのです。
そこで、3カ月分の毎日の上映スケジュールをあらかじめ決めてはいかがでしょう。
これを期に、世界・日本の名画100選などをネットや本で調べて、残らず見てみるのも良いでしょう。
幸いにして、amazonプライム、Netflixなどのサブスクリプションサービスを使えば、スマホゲームのガチャよりは安上がりのはず。
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スケジュールを創るのが面倒なら、ご紹介した『銀河英雄伝説』のように、長大なアニメを1日2本ずつ見るなどされるのもおすすめです。とにかく、ゲームに勝るとも劣らないワクワクドキドキする時間を創ることが大切です。
その3カ月で映画通・アニメ通になれる、新たな自分になれると思えば、最初は辛かったガマンの時間が、やがて楽しみな自己投資の時間になるでしょう。
そこで、スマホゲーム依存やスマホ依存が弱まったところで、いよいよ読書やスポーツなど、本来やりたかった新しい趣味にトライされてはいかがでしょう。
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