トランプ敗戦も3千万人以上が信奉?「Qアノン」で分断した米国の深刻度

 

2021年3月1日付
タイトル「陰謀論信奉者らにデマ拡散 「3月4日トランプ氏が再び大統領に」 SNS大量投稿「Qアノン」 議会襲撃時と同様ホテル値上がり」の記事では…。「「3月4日にトランプ前大統領が再び就任する」というデマが広がっている。同日が就任式だった20世紀前半までの慣習にちなむ偽情報」。バイデン氏の就任という事実を突きつけられ、頭の中だけ、偽情報に飛びつかざるを得ないところに追い詰められたのだろう。

●uttiiの眼

基本的には、バイデン政権が動き出すのと連動して「Qアノン」信奉者の心は揺れ動くものと思っていた。しかし、3月の調査時点ではあるが、今朝の記事のように今も「Qアノン」を信じている人が3千万人もいるということが本当であれば、まだそのことについて説得力のある説明、分析はなされていないと見なければならないだろう。

一つ考えられるのは、ネット上の陰謀論を支えている最大の力が、もしかしたら現在の共和党にあるという可能性だ。トランプ氏は、例えばナンバー3のチェイニー下院議員を要職から外させるなど、共和党内にある反トランプの動きを潰し、今も同党の「トランプ党化」を推し進めているように見える。もちろん、現状でトランプ氏になびいている議員の多くは、次の選挙を有利に戦いたいという思惑があって、そうしているに過ぎないのだろうけれども、それが党内のトランプ独裁を促進する力となっていることも確かだろう。

次期大統領選挙でのトランプ再選に向けて、また「Qアノン」がフル稼働する時がやってくるのかもしれない。これまで垂れ流してきた嘘など、なかったかのように…。その時、3千万人の信奉者たちは、それでも「Qアノン」は正しいと思うのだろうか。

image by:geogif / Shutterstock.com

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ニュースステーションを皮切りにテレビの世界に入って34年。サンデープロジェクト(テレビ朝日)で数々の取材とリポートに携わり、スーパーニュース・アンカー(関西テレビ)や吉田照美ソコダイジナトコ(文化放送)でコメンテーター、J-WAVEのジャム・ザ・ワールドではナビゲーターを務めた。ネット上のメディア、『デモクラTV』の創立メンバーで、自身が司会を務める「デモくらジオ」(金曜夜8時から10時。「ヴィンテージ・ジャズをアナログ・プレーヤーで聴きながら、リラックスして一週間を振り返る名物プログラム」)は番組開始以来、放送300回を超えた。

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【著者】 内田誠 【月額】 月額440円(税込) 【発行周期】 毎週 月・火・水・木・金曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

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