東大を出ても“忖度官僚”どまり。日本人の「学力低下」を加速させた真犯人

 

商業高校から福岡大学という学歴なのに、おそらく東大卒のほとんどを論破できる知力を持っている。

保守論陣の中の一人だが、圧倒的に筋が通っているし、アメリカにヘコヘコする保守の人を「ポチ保守」と呼ぶセンスもすばらしい。

そんな彼が、ある時期からコロナの意味不明な自粛政策やコロナ恐怖を煽るマスメディアの批判を始め、『コロナ論』を論じ始めたのだが、驚くほどまともなデータに則ったものだ。

ということで長年、小林氏に注目してきたのだが、彼のチャンネル「よしりん・もくれんのオドレら正気か?」という番組でゲストで呼んでもらえることになった。

書き物と違って物腰の柔らかいいい人だったが、やはり話はシャープだ。

彼のコロナ論を読んでもわかるが、子どもが一人も死んでいないような弱毒性の病気で市民生活の規制を続けることの矛盾点を見事についている。

もう一つは、ここしばらく私がテーマにしている「命汚さ」を嘆いている点だ。

彼は、命のために自由を売り渡している人間を「畜獣」と呼んでいるが言い得て妙である。

実際、多くの人が予防医学という宗教にだまされて「畜獣」と化している。

たとえば血圧が高いと指摘されれば、塩辛いものが好きな人もお酒が好きな人も、それを一生我慢する。さらに降圧剤を飲むと頭がフラフラするのに、そんな状態を一生我慢する。

実は、血圧を下げて長生きできるというエビデンスは日本にはないのだが、仮にあったとしても、自分の幸せを犠牲にして、食べたいものも酒もがまんし、頭がボンヤリしていても長生きしたいという様はまさに「畜獣」である。

聞けば、小林氏は一切、健康診断を受けていないそうだ。

私の知る限り、これだけ徹底した医療拒否をしているのは、私が東大卒でいちばん頭がいいと思っている中田考氏だけだ。現代医学を信じて、楽しみのないまま長生きできればいい畜「獣」と、頭のいい「人間」とは明らかに違う。

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