ひとつ始めたら、そこからはベルトコンベアに乗っているようなモノですから、じゃ、次はこれ、その後はこれ、そして瞑想、最後に呼吸法みたいな感じで、淡々と粛々といつものメニューがこなされるわけです。ここにもモチベーションなどというあやふやなモノは存在しません。
ひとつのメニューが終わったら、小休止を入れずに、すぐに次の修行をやり始めたら良いだけです。四の五のいわずに、スグにスタートさせたら、後はある時間が経過したら完了するのです。
これが習慣化なんですよ。
習慣とは、気分を排除して機械的にやるべきことを始めてしまうということです。始めてしまったら、昨日に比べて感覚がどうの、クオリティーがどうのという技術的なところにポイントが移動しますから。ここまで来たら、やるかやらないかというモチベーションの問題は全く存在しなくなるんですね。
みなさんのいうモチベーションってとどのつまり、やるかやらないか、始めるかどうか、やらなきゃいけないんだけどやりたくない、で、どうしたら良いのみたいな、甘えた話なんですよ。
グチャグチャ言わずに、とっとと始めてしまったらモチベーションの出番なんてなくなるんです。今度から、モチベーションが高まらないなぁなんて戯れ言を言いたくなったら、
● はいはい、おバカはおしまい、今すぐ始めよう!
と言って始めてしまうんです。
モチベーション(やる気)は、行動することで高まるんです。行動からもらえるフィードバックによって、気分を高めるの。だからつべこべ言わずに、今すぐにやるべきことをスタートさせるのです。それが最も効果的なモチベーションアップの方法なのです。
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