先日掲載の「医学博士が断言。『ワクチンで血栓』の死亡率は飛行機事故より50倍も低い事実」等の記事で、新型コロナワクチン接種に関するさまざまな疑問に専門家の知見をもって答えてきた、医学博士で米国在住のしんコロさん。今回のメルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』でしんコロさんは、読者からの質問に回答する形でアメリカのワクチン接種事情を紹介しています。
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米国では歯科医師や薬剤師もワクチン接種ができるって本当?
Question
アメリカでは医者以外に歯科医師、薬剤師なども接種していると聞きましたが、問診や接種の有無等は医者がその場で診断して接種するのですか?
日本では歯科医師は診断には関わらず集団接種会場のみで看護師に混じって接種のみ行っています。
理由はワクチン接種のための筋肉内注射の医行為・歯科医行為該当性について、ワクチン接種のための筋肉内注射については、「歯科医行為」ではなく「医行為」に該当するもので、医師等の資格を有さない歯科医師が反復継続する意思をもって行えば、基本的には、医師法(昭和23年法律第201号)第17条に違反します。
しかし全国民に短時間にコロナワクチン接種するため、議論が厚生労働省で行われ歯科医師のコロナワクチン接種が限定的ですが接種のみ可能になりましたが、アメリカでの歯科医師の接種について気になり質問させて頂きます。宜しくお願いします。
しんコロさんからの回答
米国では今年の3月に歯科医師と歯学部の学生がワクチン接種を行っても良いという緊急承認がなされました。学生にも接種資格を与えるところが日本とはかなり違いますね。
さて、こちらでは接種前は特に細かな問診は行われず、主に薬剤アレルギーがあるかどうかのみを聞かれます。
そういったアレルギーがない場合、そのまま接種の運びとなりますが、アレルギーがある場合はもしかしたらそこで医師に通されて相談をする形になるのかもしれません。僕が接種を受けた時は大きな会場でしたが、接種者の身分や職業は特に明かされてはいませんでした。
米国では薬剤師がワクチンを打つことができるので、それだけでもかなりの接種者をカバーしているのではないかと想像します。
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