「大企業に就職して安定的収入」を夢見る者たちの未来は本当に明るいか

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いま、企業側と学生側の「ミスマッチ」が就職活動の問題になっているようです。大企業への就職を夢見るもうまくいかず「就活うつ」になってしまう学生もいるようですが、今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、いま一度「大企業」に就職をすることの意味を真剣に考えてほしいとアドバイス。そして「就職先を選ぶ」ということの本当の大切さについて語っています。

自分を鍛えたいなら、中小企業へ

就活環境が改善傾向にあるとはいえ、まだまだ学生は苦悩しています。どれだけ受けても内定をもらえず、中には数十社を落ちている学生もいます。「就活うつ」になって、自殺する学生まで。

そこまで就職口がないものなのでしょうか。いや、そうではなさそうです。

大学生の就活において、学生と企業のミスマッチが問題となっています。中小企業からの求人はかなりの数になります。なのに、学生が敬遠して受けないのだと言います。これが、いわゆる「ミスマッチ」という問題のひとつの要因なのです。

求人はそれほど少なくないにも関わらず、大企業・有名企業に応募が殺到し、競争が激しくなっているのです。バブルを知らず、ケチケチ環境で育ってきた人たちが、大企業・安定志向に走るのも無理はありません。親としても、できることなら「食いっぱぐれのない」企業に就職して欲しいと願うでしょう。

しかし、大企業のキャパシティには限りがあります。望み通りにならないのが当然のことと、受け止めなければなりません。

「大企業・安定」に、夢を持っているのかもしれませんが、その夢を実現させることは、ほぼ不可能に近いと言えます。非情な言い方をしますが、自身の大学のレベルを理解しているでしょうか。また、自身の能力をわかっているのでしょうか。よく考えれば、大企業に就職できるかどうかはわかるはずです。

「もう学歴社会は終わっている」と思いたいのでしょうが、大企業への就職に関しては、まだまだ学歴社会は現存しています。誤解されては困りますが、あくまで大企業への就職や官僚になる時のみ、学歴が関係してくるのです。社会に出てしまったら、実力がものを言います。

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