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中国共産党100周年公演=暗黒時代の幕開け

6月28日夜、北京にある国家体育場(鳥の巣スタジアム)で「慶祝中国共産党成立100周年文芸演出」(中国共産党100周年を祝賀する文芸公演)が開催された。

この演説会場には、中国を市場経済化して経済発展させた、江沢民と朱鎔基および胡錦涛と温家宝の姿がないのである。会場に、現在および過去の国家指導層の名前が列挙されていたが、そこにも江沢民&朱鎔基の名前も胡錦涛&温家宝の名前もない。

そして、習近平国家主席は、毛沢東と同じ人民服を着て登場した。これが意味する所は、中国が毛沢東時代に戻り、北朝鮮と同じような体制になったことを意味している。

ヒトラーと同じような全体主義の独裁政権の誕生を意味しているし、会場には真っ赤な服を着た2万人から成る観衆が立ち上がって赤旗を振っていた。この演出もヒトラー演説会場の雰囲気と同じである。圧倒的な迫力がある。

それにより、最近の中国は資本主義的な色合いを無くして、国家統制の色合いを強めている。資本の自由を殺して、共産党の統制が可能な会社にすることを求めている。

しかし、経済発展で豊かになり、若い人たちは自由を求めて、工場労働をしなくなり、違う若者は平穏な生活を求めて、共産党員になる道を選んでいる。平和と自由を望んでいるが、共産党に思い入れがない。

このため、中国共産党は、統制が効きにくい自由性が大きいIT企業の拡大を望まず、国家企業群でIT企業の需要を置き換え始めている。資本の論理でもあるグローバルな展開をしようとしたアリババなどのIT企業を統制し始めた。

若者の自由・平和を求める姿勢も危惧して、共産党は自己の存在意義を求めて領土拡張を指向して、台湾統一を国家の悲願としているし、インド国境に数万の軍隊を送り、インドの土地を虎視眈々と狙っている。

このような中国の行動は、ヒトラーの行動とよく似ているので、欧米を中心として、中国の行動を警戒している。

しかし、習近平は国民の心を把握するために、中国が偉大であることを宣伝するしかないし、行動にも出るしかない。国民の国家への忠誠を獲得する必要がある。

そして、すでにヒトラーのラインラント侵攻は実現している。それが香港の自由奪取であり、それに世界は抗議したが、有効な手段を持っていないことで、中国に香港併合を許してしまった。

次は、ヒトラーが行ったホーランド侵攻であり、これが中国の台湾進攻である。この時、世界戦争に発展する。日本はヒットラー時代のフランスのような位置にいる。

日本にとって、非常に恐ろしい状況になっている。そして、今の状況では、中国の拡大を止めることはできない。

このことを考慮して、決戦兵器開発を促進することである。それしか、日本が中国を止める方法がない。

このためには、核戦争を止める方法を考えることだ。手段はある。それを早く実現して、中国に戦争意欲を止めさせることだ。

マジノ線の要塞つくりだけは止めて、最新の技術で勝負することである。今、太平洋戦争時のゼロ戦が必要なのである。国家の全エネルギーをつぎ込んで開発するしかない。その技術を日本は持っている。

さあ、どうなりますか?

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image by: humphery / Shutterstock.com

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