大阪市の専門商社で、ギネスが「世界最高齢の総務部員」として認めた女性社員がお元気に働いていることをご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、そんな91歳のスーパー総務ウーマンの働きぶりを綴るとともに、彼女が語った「自身が会社に存在している意義」を紹介しています。
パソコンも使いこなす、91歳女性会社員の仕事ぶり
大阪のとある商社に、91歳の女性社員がいます。入社65年目。「世界最高齢の総務部員」として、ギネスブックにも認定されています。
この女性は、15歳の時に父親を亡くし、3人の兄弟を養うために働き出します。25歳の時に、知り合いの紹介でいまの会社に入社。総務部一筋で働いてきました。
55歳で一旦定年となったものの、担当する取引先が多く、社内の信頼も厚かったことから、嘱託社員として残り、現在に至っています。
9時~5時半のフルタイム勤務。仕事は、社内の報告書をまとめたり、取引先への手紙を書いたりすること。
その仕事の中で、パソコンを使うこともあります。表計算ソフトも若い後輩に教えてもらいながら、使いこなせるようになりました。
また、40年に渡って、新入社員の研修も担当しています。規則やマナー、心の持ちようなど、会社員にとっての「いろは」を丁寧に教えています。
口調も大きな声でハッキリとし、背筋も伸び、しっかりとした足取り。とても91歳には見えません。朝5時半に起床し、30分ほどのヨガストレッチを行うそうです。
しかし、この方が元気な理由は他にあります。パソコンを使いこなすことからもわかるように、いくつになっても新しいことにチャレンジする姿勢です。たとえゆっくりであっても、憶えようとする気概があるのです。
わからないことを恥ずかしがらずに、ひ孫ほどの年齢の後輩にも教えを乞う、積極性です。それほどの気力があるからこそ、91歳になっても、現役で働き続けることができるのです。
本人曰く、「必要とされること。誰かの役に立てるのが、私が会社に存在している意義」。元気で働けるのは、この心構えがあるからではないでしょうか。
こんな人が会社にいれば、他の社員にも良い影響を与え、業績を伸ばすことができるはずです。
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