メダリストには何億ウォンという報奨金もだされた。五輪で韓国選手が金をとってくれるのはうれしいが、年金だなんだと、国の金(一人一人の血税)がまた莫大に使われてしまうことに、嫌気のさしている若者も多いのも事実だ。
日本と比較するのは、本意ではないけど、日本の場合は、財閥からの支援というよりは地元の人たちの暖かい心の支援のほうが重きをなしているように筆者には見える。わからない。ある選手は財閥から途方もない援助をうけているなんてこともあるかもしれないけれど、でも普通の選手らは、そうではないと思う。スケートボードで金の堀米選手などを見ると、全部自分でやってるんじゃないのかと思えるのだけれど。どうなんだろう。
どちらにしても、今回の東京五輪、韓国の大不振の原因は今の政権がローソクデモでもって、パク・クネ弾劾を推し進めたところに遠因があるということはまちがいのないファクトだと思う。ことあるごとに日本には負けないとか、日本の世話にはならないなどと常に日本に対する敵意を露わにしてきた文在寅だが、彼のやったことが結局は今回の五輪大不振につながったというわけだ。韓国は、また立て直して強いチームを作って出てくることだろうけれど、次のパリ大会はあと3年後だ。それまでにどれだけリ・ビルドできるか。国威発揚だけを目的にした選手育成じゃなくて、もっと楽しんでのびのびとやるスポーツ、政治抜きのスポーツ感覚をこそ、育成してほしいところだ。
(無料メルマガ『キムチパワー』2021年8月16日号)
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