横浜流星、“破滅型”望む深い心の闇。「低視聴率男」の烙印で絶体絶命、アイドル俳優からの脱却目指すも待ち受ける高い壁

2021.08.17
by tututu
横浜流星
 

俳優の横浜流星(24)が広瀬すず(23)、松坂桃李(32)がダブル主演する2022年公開予定の映画『流浪の月』に出演することが発表された。これを受け、「自分の殻を破りたい」と意気込みを強く語った横浜。この言葉の裏には、“アイドル俳優”として作り上げられたイメージを脱却したいという強い思いが込められているようだ。

横浜流星が映画『流浪の月』で挑む新境地

原作は2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説。9歳のときに誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗を広瀬すず、その事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文を松坂桃李が演じる。『悪人』『怒り』などの作品で知られる李相日監督がメガホンを取る。

横浜が演じるのは家内更紗(広瀬)の婚約者・中瀬亮。更紗を愛しながらも、彼女の過去を受け止め切れず自分を見失ってしまう役どころ。原作ではかなり“生々しい本性”を現す人物だけに、難しい演技が求められそうだ。

横浜は「自粛中に原作に出会い、とても考えさせられた作品を李監督をはじめとしたすてきな方々と共に創ることができ、この上ない幸せを感じています」とした上で、「とにかく李組に全力でぶつかって僕の中にまだある殻を破ることができたらなと思っています」と語った。

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並々ならぬ思いで意気込みを語った横浜。これまでとは異なる、一癖も二癖もある役どころだけに、上手く表現できれば横浜の新たな魅力を発見できることになるだろう。

横浜としてはかなり“攻めた”役者仕事となりそうだが、なぜ今回このような激しい役を受ける決断をしたのだろうか。

横浜が目指す“アイドル俳優”からの脱却

芸能活動のスタートは2009年「栄光ゼミナール」のCM出演からと、意外と長い芸歴を誇る横浜流星。その後、数々のドラマや映画に出演してきたが、横浜の出世作といえば、2019年1月期に放送された深田恭子主演のドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)だろう。

髪をピンクに染めた不良高校生役を演じて女性視聴者たちを虜にさせ、一気にブレイクを果たした。

以来、コンスタントに連続ドラマに出演し続けている横浜だが、あまり嬉しくないデータもある。主役や2番手のポジションが多い横浜だが、実はどれも低視聴率で数字の上では結果をまったく出せていないのだ。

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「清野菜名さんとダブル主演した2020年1月期放送のドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』は平均視聴率が8.1%。同年の8月期に浜辺美波とダブル主演した『私たちはどうかしている』は平均視聴率8.9%と、成功を収めたとはいえません」(芸能事情に詳しい週刊誌記者)

さらに、今年4月から放送された『着飾る恋には理由があって』も同じく8.0%と軒並み一桁という低視聴率。おまけに共演した向井理(39)に話題を持っていかれてしまうこともしばしばあった。

「横浜さんはずば抜けた演技力があるというよりは、どちらかといえば“アイドル俳優”というイメージが強い。でも、結果が伴ってこないので、一部の関係者からは“数字が獲れない若手俳優”と認識されているようです。なので、横浜さんにとって今は踏ん張りどころでしょうね」(前出・芸能記者)

もちろん視聴率がすべてではないが、人気を表すひとつのバロメーターであることは変わりない。

そこで、横浜はイケメン俳優からのイメージ脱却を目指すために、少しずつ路線変更を図っていくものとみられる。

「今回の映画『流浪の月』のオファーを受けた背景にはそうした事情もあるようです。横浜さんが『自分の殻を破りたい』と語った理由がまさにそれ。これまで演じてきた少年っぽさを残した役や、さわやかな王子様キャラからは徐々に卒業していくことになるでしょう」(前出・芸能記者)

低視聴率俳優というレッテルを変えるためにも、まさに今が勝負所。出演がコンスタントに続いている間に、自身の代表作ともいえるドラマを生み出したいはずだ。

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俳優として活動している以上、視聴率という数字は大切。批判や揶揄する声は新たな一面を見せ、結果を示していくことで黙らせていくしかない。

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