小さなことでキレる大人が、幼児期に親から貰わなかったモノ

 

ちなみに…僕自身、思い返せば小学2年生以降、社会人になってからも実はずっと反抗期状態だったのですが、それはなぜかというと、今になって思えば

「幼児的な依存心を満たそうとした不適切な反抗」

をただただ中途半端に繰り返していたからだったわけで、だからこそ何回繰り返してもスッキリしないどころか、反抗すればするほどイライラも募るし、要求が通らないことに激しく失望もするし、そんな人生にウンザリしてました。なので、そんな現実から目を背けるために、ただただ忙しく仕事をしていたみたいな…。

この幼児的な依存心は「足りないからもっとくれ!」という心構えから来ているので、この心構えを根本的にかえるためには「安心感の醸成」が絶対的に必要になると考えてます。言い換えるなら

「すでに十分ある」
「すでに持っている」
「すでに足りている」

といった、

【いま、このままでも大丈夫】

と思える感覚を自分で育むということです。

ちょっと概念的なややこしいと感じるかもしれませんが、これを別な言葉で表現するなら「感謝できることを見つける」ということです。

私たちは、安全や安心が「満たされたと感じたとき」「増えたと感じたとき」に【ありがたいな~】と思います。そこで、日々の生活の中で、普段は「あって当たり前」だし「当然、明日もあるだろう」と信じていることに、あえて「もしも無くなったら?」「もしも失ったら?」と仮説を立てることで、「感謝できること」を意図的に増やすことができます。

実際、普段生活している中で、シャワーを浴びつつ「今日もお湯が出てありがたいな~。満たされているな~。足りているな~」なんてことは、ほぼほぼ考えないかと思うのですが、東日本大震災後の不自由な生活を経験した人であれば、きっと数週間ぶりにシャワーを浴びたとき「嬉しいな~」「ありがたいな~」「助かった~」とか思ったはずです。

でも私たちは、喉元過ぎれば暑さを忘れちゃいます。だから、いつでも「不平不満」ばかりを感じるわけで…。

ということで、幼児的な依存心を解消するためには、今現在はもちろんですが、これまでの人生を含めて「感謝できること探し」を、毎日、コツコツとやり続けていくといいと思いますよ~。

image by: Shutterstock.com

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