いいんです。こういうことは。後で説明をしています。
2:40~2:44でも分かりやすいので見てください。
NOの後に刺激。もしくは、刺激の後にNO。これはどちらでも構いませんが、私は刺激の後にNOを使うことが多いです。というのも、刺激を先に使うことで、犬の意識をこちらに向けてからのNO(音)の方が、犬が分かりやすいからです。
この動画では、「座れ」を指示しているのに、ボクサーは「伏せ」をしてしまう箇所がありますが、コレクションを用いて従った犬を褒める…これでいいんです。
緻密にいえば、本来は「SIT」をさせたければ、ボクサーは「座る」…これが100点の回答ですが、刺激を用いて、犬が自分で考えて出した答えですから、褒めてもOKなんですよ。
今月号で私がお伝えすることは、この部分です。
犬が考えている、悩んでいる、迷っている、自信がない…こういうときは、NOを使ってはいけません。
皆さんに知って欲しいことは、「犬の迷い」を正しい方向へ導くということ、犬を自発的に考えさせて、答えを探る手伝いをするということです。これが多くの人ができていない。
結果を急ぎすぎるというか、完全な答え、正しい答えが出るまでは褒めていない人がほとんどです。犬の戸惑いや、迷いに気づかない人がほとんどです。下に書いてますが、3つ目のことが重要なんです。
この動画で彼が犬に教えたいのは、「座れ」を正しくさせて100点を取らせることではありません。刺激を使ったコレクションによって、自ら行動するかどうか…ボクサーが考えて行動したことは、褒めるんです。細かい調整は後でいくらでもできますから…。ここが大事です。こういう飼い主の柔軟性が必要なんです。(メルマガ『ドッグペディア・Doggies 911』2021年9月15日号より一部抜粋。この続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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